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終戦後しばらくは、戦前に開発された実体顕微鏡を伊那工場で再生産していました。 戦前の実体顕微鏡は、対物レンズと接眼レンズの組み合わせを変えることで倍率を変更していました。この双眼実体顕微鏡Xは、回転ドラムを回して鏡筒内のレンズを切りかえることで、迅速な倍率変更を可能としています。また、鏡筒は傾斜のあるものを採用しています。
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