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特長
The Power to See MoreリサーチスライドスキャナーSLIDEVIEW VS200で、データの分析、共有、アーカイブが簡単に行えます。スライド標本の定量解析を行うため、高精細な画像取得ができるように設計されており、スライド標本から得られる情報を最大限に引き出すことができます。 ※一部地域では販売しておりません。 |
定量性に優れた高精細な画像高い解像度とフラットネス
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多くのアプリケーションに対応する柔軟性さまざまなハードウェアオプションに対応VS200リサーチスライドスキャナーは、幅広いサイズのスライドガラスや多様な対物レンズ、SILA光学セクショニングツール、オイルディスペンサー、カメラ、ローダー、複数のフィルターセットを備えたLED/レーザー光源に対応した、柔軟性に優れたシステムです。 さまざまな観察法に対応VS200は明視野、暗視野、偏光、位相差、蛍光の各種観察法に対応しています。また、同一サンプルに複数の観察法を同時に適用することもできます。 柔軟なソフトウェアソリューションVS200はオフライン解析、ディープラーニング、3Dデコンボリューション、汎用的なファイルフォーマットへのバッチ変換に対応しています。また、NIS-SQLデータベースを使用したデータ管理や、DICOMフォーマットを使用したラボ情報管理システム(LIMS)との連携も容易です。
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より短時間で多くの処理が可能
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簡単操作で強力なワークフロー
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さまざまなアプリケーションで信頼度の高い実験データを提供5つのイメージングモードによる柔軟性と、優れたX Line対物レンズを備えたVS200スライドスキャナーは、さまざまな分野のソリューションとして活用できます。
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使用者コメント |
Michel Meijer
| 「病理部門では、複数の照明法(明視野、偏光、蛍光)と各種対物レンズ(乾燥系と油浸)を備えたホールスライドスキャナーを探していました。SLIDEVIEW VS200は、画質を損なうことなく研究目的に沿って使用でき、日々の作業に貢献してくれるホールスライドスキャナーとして、私たちのニーズにぴったりです」 |
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VS200は、 医療用途にはご利用いただけません。 |
機能
油浸対物レンズでより高解像の観察が可能より高い解像度で観察できる油浸対物レンズやシリコーンオイル浸対物レンズを使用することができます。また自動オイル供給機を用いればフルオートメーションによる効率化が図れます。 | Related Videos |
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Tonsil CD3 (rm), ImmPRESS Reagent (HRP) Anti-Mouse IgG Immpact DAB (brown), AE1/AE3(m) ImmPRESS (AP) (HRP) Anti-Rabbit IgG Immpact Vector Red (red). Counterstained with Hematoxylin QS (blue).
| マクロからミクロまで正確なフォーカスを実現
振動に強い安定したボックス型の筐体に信頼度の高いフォーカス機構を搭載することで、スライド標本のあらゆる箇所、あらゆる倍率で正確なフォーカスを維持します。サンプルの自動認識機能により、スキャン範囲を的確に特定できます。スキャン範囲はマニュアル操作による調節も可能です。
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高演色LED光源がサンプルの色を忠実に再現透過光源として、波長特性がハロゲンランプに近い独自のLEDを採用。一般的な白色LEDでは識別が難しい、紫やシアン、ピンクの違いを忠実に再現します。 |
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フライアイレンズで均一な照明を実現蛍光投光管には、照明ムラを抑えるフライアイレンズを採用。視野周辺まで明るく均一な照明を実現し、クリアでより正確な蛍光画像の撮影を可能にします。 |
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高コントラスト画像取得を可能にするセクショニングツールSILA光学セクショニングツールは、スペックル(斑点模様)照明により、焦点の合っていない光を除去し高コントラストの画像を得るHiLo照明法をベースにした光学セクショニング機能です。サンプルの厚さに応じて、水平方向の解像度に影響を与えずに垂直方向の解像度を調整できます。光学セクショニング効果のある画像を高速フレームレート(10フレーム/秒)でストレスなく取得することが可能です。 | Widefield (left), Widefield + TruSight Deblurring (middle) and SILA (right) images of a whole planarian flatworm Schmidtea mediterranea in 20x, showing the intestines. Blue: DAPI. Green: inner intestine cells; Red: outer intestine cells. Samples provided by Amrutha Palavalli, Department for Tissue Dynamics and Regeneration, Max Planck Institute for Multidisciplinary Sciences, Goettingen, Germany. |
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オンライン蛍光ボケ除去2Dオンラインデブラー機能は、散乱光によってボケてしまい不鮮明だった蛍光画像を、ボケを除いてシャープでクリアな画像に処理します。独自のアルゴリズムを用いた高速画像処理のため、イメージプレビュー中から画像取得時まで適用可能です。 | オリジナル画像(左)とオンラインデブラー機能で3チャンネル(DAPI、FITC、CY3)に画像処理を適用した画像(右) S. mediterranea stained with double fluorescent (red and green) in situ hybridization, counterstained with DAPI, and scanned at 10X magnification.
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Lung tissue imaged on a VS200 at 20X stained with an Ultivue PD-L1 kit multiplex kit; Dapi: Nuclear Counterstain, FITC: CD8, TRITC: CD68, Cy5: PD-L1, Cy7: panCK.
| マルチプレックスにも対応同一の蛍光標本を複数回にわたって多重染色してスキャンする場合、初回に認識したスキャン範囲を活用することでスキャンする回数を減らせるため、褪色防止につながります。取得した複数のスキャン画像同士を正確に重ね合わせることで、高画質の多重染色バーチャルスライド画像を効率よく作成できます。 |
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TruAI –ディープラーニングディープラーニングを活用した画像解析技術TruAIにより、画像解析の精度が向上します。従来の輝度や色味を基準にしきい値を設定する方式では、形態特徴を抽出することができず、解析対象のみを正確に識別することが困難でした。TruAIでは、例えばユーザーが膵臓サンプル上で判別した膵島の特徴を教師データとして学習させることで、膵島のみを正確に自動識別し、その数やサイズを素早く計測することができます。 |
(左)Cy3 fluorescence marked pancreatic islets. Pancreatic islets are stained (red), and erythrocytes are autofluorescencing.
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ディープラーニングによるワークフローの改善エビデントのディープラーニング技術TruAIにより、サンプル認識および画像解析の精度が向上します。従来の輝度や色味をしきい値として基準にする方式では、形態特徴の抽出が難しく、解析対象のみを正確に自動識別することが困難でした。TruAIでは、ユーザー自身が指定した特徴を教師データとして学習させることで、解析対象の自動識別のみならず、その数やサイズを素早く計測することができます。 | Related Videos |
ディープラーニングの応用
検出が困難な解析対象については、独自のニューラルネットワークをトレーニングすることができます。さまざまな用途に応じたニューラルネットワークを作成し、共同研究者と共有することもできます。
※事前トレーニング済みモデルは、すべてのサンプル・条件で確実に機能するわけではありません。 ワークフローの最適化TruAIの精度の高いサンプル認識性能により、スキャン中にマニュアル作業を加える必要性が少なくなります。また、選択スキャンモードを有効にすることで、不要な部分のスキャンをスキップしてデータサイズを軽減し、画像の保存、アップロード、共有まで、データ管理のプロセスをより高速化することができます。 |
スキャンの順序変更や追加も自由自在ソフトウェアによるサンプルの自動認識と並行して、単一または複数のスライド標本に対するスキャン条件の設定作業を進められます。明視野サンプルと蛍光サンプルを組み合わせた自動スキャンの設定も可能です。また、実行中の自動スキャンは一時停止・再開が自由に行えるため、作業時間を有効に活用できます。大量のスライド標本を処理する場合、スキャンの途中でローダー内のスライドトレイを追加分と交換することもでき、効率的に作業を進められます。 |
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幅広いサイズのスライドガラスに対応26×76mm、52×76mm、76×102mm、102×127mmの幅広いサイズのスライドガラスに対応。最大6枚のスライドガラスをトレイに搭載でき、効率よくスライド標本のスキャンを行えます。 |
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データ管理
スキャンから画像管理までシームレスNISSQLデータベース、およびOlyVIA Webビューワーとの連携により、VS200によって取得した大量のデータ管理がより簡単になります。画像をデータベースに簡単にアップロードしたり、ユーザーごとのアクセス権を設定したり、注釈ツールを利用することもできます。病理研究においては、画像をDICOM形式で保存することも可能です。 | ||||||||||||||||||||||
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VS200システムでサポートされているVSIファイル形式は、高度な顕微鏡イメージングの特殊な要件を満たすべく、エビデントが開発したものです。現時点でVSI形式に対応するアプリケーションに対応したプロジェクトやサードパーティーベンダー情報は下記リストをご参照ください。
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Colon stained with Masson's Trichrome. | リモートアクセスを可能にするビューアーソフトVS200のビューアーソフト「OlyVIA」を利用すると、PCやネットイメージサーバー(NISSQL)に保存されているバーチャルスライド画像を複数のユーザーで同時に閲覧することができます。モバイル端末からアクセスすることで、時間や場所を問わず、簡単・快適に閲覧することも可能です。 |
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仕様
VS200 | VS200 スライドローダー | ||
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対象標本 | 観察可能な標本 | カバーガラス付き組織スライドガラス標本 | |
対応スライドガラス |
スライドトレイ(標準): 幅 25mm - 26.5mm、長さ 75mm - 76.5mm、厚さ 0.9mm - 1.2mm (6スライド)
スライドトレイ(オプション):幅 51mm - 53mm、長さ 75mm - 76.5mm、厚さ 0.9mm - 1.2mm (3スライド) スライドトレイ(オプション):幅 100mm - 102mm、長さ 75mm - 76.5mm、厚さ 0.9mm - 1.2mm (1スライド) スライドトレイ(オプション): 幅 126mm – 128mm、長さ 100mm - 102 mm、厚さ 1.1mm – 1.4mm (1スライド) | ||
対応カバーガラス | 0.12mm – 0.17mm | ||
対応観察方法 |
明視野、暗視野、位相差(オプション*1)、簡易偏光(オプション*2)、蛍光(オプション)、スペックル照明による蛍光光学セクショ
ニング(オプションのSILAモジュールによる) | ||
スキャナー本体 | 透過観察系 | 透過ケーラー照明、高輝度・高演色LED光源(寿命50,000時間) | |
対物レンズ |
対応対物レンズ 2×、4×、10×、20×、40×、60×、100×、6穴電動レボルバー
(オイル浸、シリコーンオイル浸、位相差対物レンズ 含む) 自動オイル供給機(オプション) | ||
ステージ | 電動XYステージによる自動制御 | ||
焦準合わせ | 電動焦準によるオートフォーカス制御 | ||
カラーカメラ | 2/3インチCMOS標準搭載、3.45μm×3.45μmピクセルサイズ、高感度、高解像 | ||
スキャン | 標本枚数 |
1 スライドトレイ、最大6スライド
スライドローダーのアップグレード可能 | 最大35スライドトレイ、最大210スライド |
ピクセル解像度 |
UPLXAPO20X (NA 0.8): 0.274μm/pixel
オプション: UPLXAPO4X (NA 0.16): 1.37μm/pixel UPLXAPO10X (NA 0.4): 0.548μm/pixel UPLXAPO40X (NA 0.95): 0.137μm/pixel UPLXAPO40XO (NA 1.25): 0.137μm/pixel UPLXAPO60XO (NA 1.42): 0.091μm/pixel UPLXAPO100XO (NA 1.45): 0.055μm/pixel | ||
スキャンスピード |
約1.5分(20×対物レンズの条件下において15mm×15mmの領域を明視野観察)
約6.5分(20×対物レンズの条件下において15mm×15mmの領域を4チャンネル蛍光観察, NOVEM使用) | ||
ソフトウェア | 標本自動認識、バーコードリーダー、自動フォーカスマッピング、自動スキャン・画像貼り合わせ、スキャンの一時停止・再開、Zスタック機能、撮影途中の拡大観察、EFI機能、画像フォーマット(専用vsi、JPEG、TIFF、DICOM)、複数画像同期表示機能、無段階変倍機能、オートスライドローダー制御 | ||
蛍光(オプション) | 蛍光モジュール |
4X対物レンズ、フライアイ蛍光投光管、電動蛍光ミラーユニットカセット、電動フィルターホイール
蛍光用光源:U-LGPS、またはExcelitas X-Cite XYLIS SILA光学セクショニングツール:光学セクショニングモジュール、4波長レーザーコンバイナー(405nm、488nm、561nm、638nm) | |
モノクロカメラ |
1インチCMOS、3.45μm×3.45μmピクセルサイズ(ビニング2×2で撮影)、高感度、高解像
または 浜松ホトニクスORCA-Flash4.0 V3、または 浜松ホトニクスORCA-Fusion | ||
イメージングソフトウェア(オプション) | ソリューションライセンス | 画像フォーマット変換(オプション)、DICOMフォーマット変換(オプション) | |
デスクトップソフトウェア(オプション) | ソリューションライセンス | ディープラーニング(オプション)、画像解析(オプション)、画像フォーマット変換(オプション)、DICOMフォーマット変換(オプション)3Dデコンボリューション(オプション) | |
その他 | 質量 |
スキャナー本体:69kg
蛍光オプション:8kg PC・モニター:16kg スライドトレイ1枚:0.6kg |
スキャナー本体、スライドローダー:142kg
蛍光オプション:8kg PC・モニター:16kg スライドトレイ35枚:21kg |
動作環境 | 温度:12 - 28℃、湿度:80%以下(結露なきこと) | ||
消費電力 | 221W | ||
定格電圧/電流 |
入力:100-240V AC; 50/60Hz; 4A
出力:24V DC, 9.2A, 最大221W |
*1 位相差対物レンズはオプション品です。
*2 アナライザーミラーユニットと電動蛍光ミラーユニットカセットはオプション品です。 |