※2022年12月19日(月)にオンラインで実施
2014年のノーベル化学賞を受賞した超解像蛍光顕微鏡(Super-resolution fluorescence microscopy)は、光学顕微鏡の分解能を劇的に向上させ、それまで誰も見たことのない微細構造を蛍光イメージングで見せただけでなく、新たなイメージングの可能性を示しました。本セミナーでは、誘導放出抑制顕微鏡法(STED法)を使い、30nmという高分解能を発揮する「超解像STEDユニット」と、光学顕微鏡の観察性能を決める基盤であり高い光学設計と加工技術を元に作られた「高性能対物レンズ」という微細構造の観察に不可欠な2つの要素にフォーカスし、既存の顕微鏡の観察分解能を飛躍的にアップグレードする機能と技術をご紹介します。
対物レンズは顕微鏡システムの光学性能を決める重要な要素となります。現在200種類以上の対物レンズが存在しますが、対物レンズの持つ光学性能を正しく理解し、研究用途に応じて最適な対物レンズを選択することが重要です。本セミナーでは対物レンズの重要な3つの光学性能「開口数(NA)」、「フラットネス」、「色収差補正」について基礎的な紹介を行い、対物レンズの理解を深めていただくとともに、Evidentの製造技術革新により3つの光学性能を飛躍的に向上させたX Line・A Line対物レンズについて紹介いたします。
株式会社エビデント 開発部門 光学開発 藤田 祐崇
STEDYCONは全く新しいクラスの超解像顕微鏡です。既存の正立・倒立顕微鏡にコンパクトなSTEDYCONを追加することによって、誰にでもSTED像と共焦点像を簡便に撮像できるシステムに生まれ変わります。コンパクトな筐体に最大4色の共焦点レーザー顕微鏡(405nm、488nm、561nm、640nm)に加えて、775nmのSTEDレーザーが組み込まれ、分解能30nmの超解像イメージングが可能になります。
本セミナーではSTED超解像技術の原理紹介とオンラインデモを実演致します。
カンタム・デザイン株式会社 第2事業本部 花牟禮 慎也
EVIDENT Imaging Seminar 2022 Online:微細構造の観察を飛躍的に向上させる光学技術のご紹介
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