インキュベーションモニタリングシステム「OLYMPUS Provi CM20」は、細胞培養のワークフローを効率化する画期的な点が評価され、世界の革新的な製品とビジネスリーダーを評価する「2021 Edison Awards」の細胞研究と疾病予防部門において銅賞を受賞しました。
トーマス・エジソンにちなんで名づけられた本賞は、毎年世界のもっとも革新的な製品・技術、およびビジネスリーダーに贈られます。優れたイノベーション及びイノベーターを評価・表彰、育成して、グローバルな技術の発展に貢献することを目的として、1987年に創設されました。
従来の細胞培養は、形態・コンフルエンシー・数などの細胞の状態を確認する際にはインキュベーターからサンプルを取り出し2、3日ごとに顕微鏡下で観察する必要がありました。この作業は時間やコストがかかるだけでなく、作業者の熟練度によって判断結果にバラつきが生じることがあります。
CM20を使用することで、定量的なデータをより正確に、より効率的に取得することができます。インキュベーター内に設置したCM20の上に培養容器を置くだけで培養状況を自動計測します。取得したデータは、ワイヤレス接続したタブレットやノートPCから継続的に遠隔閲覧可能なため、培養室に入らずに経過観察ができるだけでなく、複数の拠点でもデータを共有することが可能になります。
細胞培養は、遺伝子編集技術や幹細胞研究による細胞治療の進歩とともに重要性が増しています。CM20は安定した定量的で効率的な細胞培養プロセスを提供することで、新たな研究と科学に貢献します。
Olympus Corporation of the Americas のバイスプレジデントであるLee Wagstaffは次のようにコメントしています「インキュベーションモニタリングシステムCM20の画期的な技術と細胞培養における価値を評価して頂き、光栄に思います。今後ますます発展していくであろう分野のなかで大きな効果を発揮できることを期待しています」。
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