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特長
革新的検出器技術 SilVIRSilVIR™ディテクターは、SiPM(Silicon Photomultiplier、シリコン光増倍器)と、エビデント独自の高速信号プロセッシング技術;SilVIRプロセッシングによって実現しました。この革新的なディテクターにより、FLUOVIEW™ FV4000とFV4000MPEは、低ノイズでより定量性の高い画像の取得を実現します。 |
SilVIRディテクターを実現する技術半導体センサーであるSiPMは、ランダムに入射するフォトンを同時に検出することができ、その出力信号から検出フォトン数を読み取ることができます。エビデント独自開発のデジタルプロセッシング技術と組み合わせることで、検出されたフォトンの数を正確に計数することが可能です。 非常に微弱な蛍光から、2000photon/2μsといった明るい蛍光まで高いリニアリティで、高ダイナミックレンジのイメージングが可能になりました。さらに、SilVIRディテクターは半導体センサーであるため、感度の劣化が発生せず、検出器間の感度差もほとんどありません。 |
従来のGaAsP-PMT検出器(左)よりも、非常に低いバックグラウンドノイズの画像をSilVIRディテクター(右)で撮影することができる。 | 微弱蛍光でも高画質画像取得FV4000とFV4000MPEは、微弱蛍光であってもより高画質で画像を取得することができます。SilVIRディテクタ―は、非常に低ノイズで400nmから900nmの全波長範囲でGaAsP-PMT検出器よりも高い感度とS/N比を実現し、背景ノイズがほとんどない高画質な画像の取得を可能にします。 また、高感度検出ができるため、よりレーザー出力を抑えて、サンプルが受ける光ダメージを減らすことが可能です。さらに、レゾナントスキャナーによる高速画像撮影でも高画質で撮影することが可能です。 |
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革新的な画像定量化SilVIRディテクターにより、信頼性の高いデータ取得を実現します。従来は、蛍光強度を表す単位が存在しなかったのですが、取得された画像の蛍光強度の絶対値をフォトン数として算出することができます。また、ダイナミックレンジが広いため、高輝度領域であっても蛍光輝度をフォトン数として定量化することが可能です。 |
GaAsP-PMT検出器で撮影した画像(左)とSilVIRディテクターで撮影した画像(右) | 明暗差の大きいサンプルでも、サチュレーションを起こさず鮮明に観察SilVIRディテクターの幅広いダイナミックレンジにより、暗い部分か明るい部分のどちらかだけに焦点を当てるのではなく、両方を同時にレンジに収めることでサチュレーションや情報の損失なく1つの画像内で鮮明に撮影することが可能です。これにより、今まで以上に正確な画像解析や、画像処理も簡単になります。 |
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簡単な操作による画像取得これまで一般的に共焦点レーザー走査型顕微鏡の検出器として使用されてきた光電子増倍管(PMT)は、サンプルからの蛍光の明るさのレベルに応じた印加電圧の調整を必要としますが、これを適切に調節して高画質な画像を取得するには、知識と経験が必要でした。SilVIRディテクターは、感度とノイズレベルが最適化されており、調整が必要なのはレーザーパワーだけです。 画像のS/N比は、フォトン数に比例するので、ある一定のフォトン数になるようにレーザーパワーを調節すれば、常に一定の画質の画像を簡単に取得することができます。 | ディテクター設定画面 |
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アプリケーション
キイロショウジョウバエ(蛹化42時間)の翅の全体と辺縁部のファロイジン(Alexa405、Fアクチン、シアン)、抗リン酸化チロシン抗体(Alexa555、細胞表面、赤)抗HRP抗体(Alexa647、神経軸索、青)による蛍光染色像。
キイロショウジョウバエ(蛹化42時間)の脚先端部のファロイジン(Alexa405、Fアクチン、シアン)、抗リン酸化チロシン抗体(Alexa555、細胞表面、赤)抗HRP抗体
(Alexa647、神経軸索、青)による蛍光染色像。
NeuroPAL(OH15495)株とGCaMP株を掛け合わせた線虫のマルチカラー画像。 NeuroPAL(OH15495)は、Eviatar Yemini と Oliver Hobertによって作られた。
| Cos-7 cells: anti-Tubulin (Alexa Fluor 488; green).
Neurofilament-heavy chain (NFH) in green, myelin basic protein (MBP) in red, glutathione S-transferase pi 1 (GSTpi) in blue. Mouse cerebellum captured with a UPLXAPO10X objective.
Overview image of a Drosophila wing (42-hour pupation). Stained with phalloidin (AlexaFluor 405, F-actin, Cyan), anti-phosphotyrosine antibody (AlexaFluor 555, cell surface, red), and anti-HRP antibody (AlexaFluor 647, axon, blue).
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Cos-7 cells: anti-Tubulin (Alexa Fluor 488; green).
Neurofilament-heavy chain (NFH) in green, myelin basic protein (MBP) in red, glutathione S-transferase pi 1 (GSTpi) in blue. Mouse cerebellum captured with a UPLXAPO10X objective.
キイロショウジョウバエ(蛹化42時間)の翅の全体(Alexa405、Fアクチン、シアン)、抗リン酸化チロシン抗体(Alexa555、細胞表面、赤)抗HRP抗体(Alexa647、神経軸索、青)による蛍光染色像。
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