高NA・長作動20倍位相差対物レンズ: UCPLFLN20XPH細胞培養をする際には、細胞数や蛍光たんぱく質の発現レベルが十分になるまでプラスチック培養容器において数回の継代が必要です。この培養された細胞の遺伝子発現の状態を確認するためにはガラスボトムディッシュに移し換え、顕微鏡で蛍光観察や位相差観察をする必要がありました。20倍高NA位相差対物レンズUCPLFLN20XPHは培養用プラスチック容器のまま飛躍的に向上した解像度で位相差観察と蛍光観察できるように設計されています。高いNA、広い観察範囲、補正環、長い作動距離、これらの性能により色々な組織培養プラスチック容器のまま、明るく高解像な画像を取得することができます。このため細胞をガラスボトムディッシュに移し変えるステップをなくし、実験ワークフローを大幅に短縮することができます。 |
ワークフローの簡略化①
細胞培養ワークフローの比較
・ガラスボトムディッシュへの継代が不要で、プラスチック容器のまま観察することができます。
ワークフローの簡略化②
プラスチックボトムディッシュに培養された細胞
UCPLFLN20XPHで撮影した蛍光画像の方がはるかに明るく、位相差画像では核小体がくっきりと観察できます。 | Nanog-GFPを発現したマウス由来のiPS細胞の蛍光観察と位相差観察画像 |
標本作製、画像の取得・提供にご協力賜りました先生
独立行政法人理化学研究所 生命システム研究センター(QBiC) 先端バイオイメージング研究チーム 渡邉 朋信先生
UCPLFLN20XPH対物レンズ仕様表
作動距離
(mm) | 倍率 | 対物レンズ視野数* | 開口数 | カバーガラス厚 | 浸液 | |
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UCPLFLN20XPH | 0.8-1.8 | 20X | 22 | 0.7 | 0-1.6 | - |
*組み合わせ可能な接眼レンズの最大視野数
関連製品
IXplore Standard
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*バナー画像:標本制作、画像の取得・提供にご協力賜りました先生
独立行政法人理化学研究所 生命システム研究センター(QBiC) 先端バイオイメージング研究チーム 渡邉 朋信先生
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