自動マクロミクロ撮影オプション
マイクロプレート上で形成されたオルガノイドのイメージングにおいて、撮影前にマルチウェル内の複数のサンプルを繰り返し探すには非常に多くの時間を費やします。FV4000の自動マクロミクロ撮影オプションを用いることで、これまで顕微鏡操作に費やしてきた労力や時間を大幅に短縮でき、スループット向上に貢献します。
- 低倍率でウェルやディッシュ全景を自動撮影した上で、その撮影範囲内の対象サンプルを自動検出
- 自動検出されたサンプルの3次元位置情報をもとに、サンプルの高倍率撮影も自動で行う
| 高解像イメージングを実現するX Line・A Line対物レンズエビデントは、オルガノイドの撮影条件や観察要件の課題を解決する対物レンズを各種取り揃えています。 ガラスまたはフィルム底のマイクロプレート上のオルガノイドには、X LineシリーズのUPLXAPO20X対物レンズをお勧めします。この20X対物レンズは、解像度、視野、焦点深度のバランスに優れています。0.8の高NA、600μmのWDが特徴のドライ対物レンズで、マイクロプレート全体のイメージングを簡単に行うことができます。 深部組織のイメージングアプリケーションには、サンプルの深さ800 µmまで到達できる30倍シリコーンオイル浸対物レンズのUPLSAPO30XSをお勧めします。 UCPLFLN20XPH対物レンズは、800µmから1800µmまでの長WDの対物レンズで、プラスチック底の容器を通してイメージングを行うことも可能です。 |
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ハイスループット3次元解析3次元細胞解析ソフトウェアのNoviSightは、マイクロプレート上の3次元モデルを解析するために最適化されたソフトウェアです。目標のオブジェクトが3次元で検出されると、さまざまな次元でデータを解析することができます。
この柔軟性により、高い処理能力で実験結果を定量的に評価することができます。 |
「オルガノイドイメージングの自動化により、研究者は3次元オブジェクトの高速検出と、それに続く高倍率イメージングによる標的型イメージングを実行することができます。これは最終的に、患者由来オルガノイドの薬剤による摂動に対する応答を表現型変化で解析するためのイメージングワークフローの効率化に貢献することにつながります。 NoviSightソフトウェアは、ハイコンテンツイメージングやハイスループットドラッグスクリーニングに重要な、複数のパラメーターを高い再現性で測定し、シームレスかつインタラクティブな3次元オルガノイド画像解析を提供してくれています。」 Seungil Kim, PhD, Microscopy Team Manager |
マップ撮影(4倍) | 1D画像(20倍) | 最大輝度プロジェクション(20倍) |
関連製品
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*2023年10月時点、当社調べによる。 | 多光子励起レーザー走査型顕微鏡 FV4000MPE
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3次元細胞解析ソフトウェア NoviSightNoviSight 3D細胞解析ソフトウェアは、マイクロプレートベースの実験において、スフェロイドや3Dオブジェクトの統計データを提供します。3Dで細胞活性を定量化でき、まれな細胞事象の取得が容易になり、正確な細胞数の取得、検出感度の向上が実現します。NoviSightソフトウェアで処理可能なイメージング法は多岐にわたり、ポイントスキャン共焦点イメージング、2光子イメージング、スピニングディスク共焦点イメージング、超解像ライブセルイメージングなどがあります。
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