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APEXVIEW APX100デジタルイメージングシステムが実現する研究ワークフローの効率化

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APEXVIEW APX100デジタルイメージングシステムが実現する研究ワークフローの効率化

イメージングを始める前の顕微鏡の調整に時間がかかっていませんか?高品質な顕微鏡画像を簡単に取得する方法はないかと思っていませんか?暗室を使うことにうんざりしていませんか?APEXVIEW™ APX100デジタルイメージングシステムは、このような研究上の共通の課題を簡単なワークフローで克服します。

デジタルイメージングシステムを使用したシンプルな研究ワークフロー

従来の顕微鏡とAPX100デジタルイメージングシステムのイメージングワークフロー比較

接眼レンズを覗く必要がなく、ワークフローを効率化するために設計された一連のスマート機能を備えたAPX100デジタルイメージングシステムでは、研究イメージング用の顕微鏡設定を調整する時間が大幅に短縮します。高性能対物レンズシリーズ「X Line」を始めとする当社のほとんどの対物レンズに対応し、高品質画像をわずか数クリックで取得できます。

さらに、APX100デジタルイメージングシステムで優れた画像の取得を楽にするいくつかの新機能をご紹介します。

1. スマートサンプルナビゲーター

サンプルをサンプルホルダーにセットすると、スマートサンプルナビゲーターが自動的にマクロ画像を取得し、内蔵AIによってスライド上のサンプルを見つけます。対物レンズ越しにサンプルを自動的に中央に配置し、モニターに表示します。観察方法を選択するだけで、すぐに画像取得を開始できます。詳細は以下のビデオをご覧ください。

2. 高速オートフォーカス

オートフォーカスは、従来のアルゴリズムよりも最大約12倍高速で、最適なイメージング面がすぐに見つかります。自動化システムにより、サンプルを探す時間が大幅に短縮され、データ収集により多くの時間を費やせます。高速オートフォーカスの詳しい仕組みについては以下のビデオでご覧ください。

3. 習うのも教えるのも簡単

APX100デジタルイメージングシステムの使い方は簡単です。サンプルを載せてふたを閉め、ボタンをクリックするだけです。シンプルでわかりやすいソフトウェアGUIと効率化されたワークフローによって、トレーニングをほとんど必要とせずに画像取得を開始できます。

従来の顕微鏡では、複数のイメージング方法を新任の研究者に教えるのは時間のかかるプロセスでしたが、APX100の使いやすさはトレーニングプロセスの大幅な省力化と高速化を実現します。

顕微鏡の操作に慣れていない研究者が、システムの操作をすぐに覚えて高品質画像を取得できる一方で、顕微鏡の熟練者はシステムの自動化と効率化されたワークフローでこれまで以上に研究に集中することが可能になります。

シンプルなユーザーインターフェース

シンプルなユーザーインターフェースで簡単に画像を取得できます。

4. ラボや共通機器施設向けのコンパクトなイメージング機器

コンパクトな設置面積、内蔵の耐振動機構、遮光対物レンズにより、APX100デジタルイメージングシステムは設置する場所を選びません。明るく光の入る部屋でも、実験台に直接設置して、他の実験と並行してイメージングできます。専用の暗室を必要としないので、ラボや共通機器施設の貴重なスペースを確保できます。

ラボや共通機器施設向けのベンチトップイメージングシステム

APX100システムは実験台に直接置けるのでスペースを確保できます。

5. 整理された画像データ

APX100デジタルイメージングシステムには、データを整理・保存するための専用システムが搭載されています。画像を取得すると、自動的にサンプルごとにフォルダーが作成され、正しい場所にデータが保存されます。一貫性のあるインデックス作成によってデータが整理されて見つけやすくなり、間違ったフォルダーにデータを保存してしまうエラーを防ぐこともできます。さらに、重要な設定は後で参照できるように画像とともに保存されます。

研究用イメージングのための使いやすい顕微鏡

APX100システムのデータ整理・保存フロー

6. さまざまな研究用途に対応する柔軟なイメージングオプション

APX100デジタルイメージングシステムは、スライド、ディッシュ、ウェルプレートを使用する幅広い研究イメージング用途に対応しています。マルチカラー撮影、貼り合わせ、タイムラプス、Zスタックなどの幅広いイメージング方法を、研究プロトコルに合う任意の組み合わせで使用できます。また、明視野、位相差、蛍光、グラディエントコントラストで画像を取得できます。

グラディエントコントラストはエビデントが開発した独自の透過観察法で、印象的な高コントラスト3次元画像の取得を可能にします。グラディエントコントラストの詳細は、こちらのビデオでご覧ください。

これらすべてのイメージングオプションを使用して、様々な高品質画像を取得できます。APX100デジタルイメージングシステムで取得可能なアプリケーション画像例を以下に示します。

マルチカラー撮影

マルチカラーイメージング用の蛍光観察が簡単な顕微鏡

BPAE細胞。 染色:Mouse Anti-α-tubulin、BODIPY FL Goat Anti-Mouse IgG、Texas Red-X Phalloidin、DAPI。

貼り合わせ画像

使いやすい顕微鏡で取得したマウス肺画像

UPLXAPO4X対物レンズで取得したマウス肺。染色:HE。

Zスタック画像

使いやすい顕微鏡で取得したZスタック画像

中心体タンパク質ケンドリン/ペリセントリンの細胞内局在性。染色:Pericentrin-green、alpha-tubulin-red、DNAblue。

画像データ提供: 京都府立医科大学 解剖学教室 生体機能形態科学部門、松尾和彦先生

タイムラプス画像

マウス受精卵のタイムラプス観察。

*Tips:蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、全反射照明蛍光(TIRF)、2日を超えるタイムラプス実験、超解像観察を使用する必要がある場合は、IXplore倒立型リサーチ顕微鏡システムがより適した選択肢になります。イメージングと研究のニーズに合わせた機器に関するご相談は、こちらからお問い合わせください

APX100デジタルイメージングシステムを活用したその他のアプリケーション事例は、APX100イメージギャラリーをご覧ください。また、APX100デジタルイメージングシステムの機能詳細については、オンラインで製品ページをご覧いただくか、お近くの当社販売代理店にデモをご依頼ください。

関連コンテンツ

製品ページ:APEXVIEW APX100デジタルイメージングシステム

カタログ:APEXVIEW APX100デジタルイメージングシステム

ビデオ:APX100デジタルイメージングシステムのご紹介

ライフサイエンス、マーケティングコミュニケーション部門、スーパーバイザー

Evident東京オフィスのグローバルライフサイエンス・マーケティングコミュニケーションチームに所属。早稲田大学で学士号を取得し、2016年からEvidentに勤務しています。

2022年7月21日
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