7月の上位の画像には、科学者たちが、より美しい科学芸術作品を作るために、染色、サンプルの配置、画像スタックなどの技術を介してどのように被写体を扱うことができるのかを示す素晴らしい例が見られます。
「神経の木」とうまく名付けられたこの 顕微鏡 画像は、植物や花ではなく、美しい神経の集まりです。この花は、後根神経節クラスタとシュワン細胞移植片培養から作られており、枝と幹は、シュワン細胞のために染色された坐骨神経とニューロフィラメントで作られています。これは真に科学芸術です!
画像提供:Diara Santiago Gonzalez氏。Olympus DSUで撮影されました。
形が似ていることから野菜のキュウリにちなんだ英語名(sea cucumber)が付いていていますが、ナマコは海洋生物です。ザラザラした皮膚と細長い体では、この生き物が自然界で最も目立つ存在なることはないと思われますが、この生き物は、栄養素の再生を助け、有機堆積物やその他の有機物を分解するため、海の生態系で有用な役割を果たします。これは、ナマコの骨片の様々な種類を拡大したものです。
画像提供:Yoshihiro Tamaru氏。オリンパスBH2顕微鏡で10倍の倍率で撮影されました。
知っていましたか? 実際、シダ類は種と花から生育しませんが、葉の裏に形成する胞子から再生します。これをご覧ください。現存するシダの 種は、10,000種類を超えます。
FLUOVIEW FV3000顕微鏡で撮影されました。
「これは、シクロプスカイアシのノープリウス幼生です。大きさは約0.1mmで、捕食者であり非常に有能なハンターなのです。この生き物は、強い脚(触覚)を使って獲物の上に飛びつき、50ミリ秒以内に殺してしまいます。非常に素早い生き物で、攻撃の際または大きな敵から逃げる際には、1秒間に体長の100倍の速さで移動します。寿命の後半には、これらの幼生は成虫のシクロプス(カイアシ)に成長します。触覚の筋肉をぜひご覧ください! それほど早く動けることに疑問の余地はありません。本物のシクロプスと同じように、体の正面中央に赤い目が1つ付いています(光受容器官)。」
説明文および画像提供: Håkan Kvarnström氏。オリンパスBX51顕微鏡に10倍のX Line対物レンズとDICを組み合わせて撮影されました。
雌のダフニア(またはミジンコ)は、孵化後最大3日間育児嚢に留まる二倍体卵の育嚢を作ります。これらの育嚢に入れるのは、小さな種では卵1~2個に過ぎませんが、大きな種では100個以上になります。この雌の暗視野照明画像は、合計69枚の画像で作られています。
画像提供:Christopher Algar氏。オリンパスBHB 顕微鏡で撮影されました。
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ボーナスビデオです! クマムシがとっても素敵!
「クマムシが私の顕微鏡スライドの上を歩こうとしています。クマムシは1,300を超える種が知られています。誰かが別の日にヤモリに似た画像を投稿しているのを見ました!!! 誰が投稿したか覚えている方はいますか? 口から出た歯針が偏光逆反射光の中で美しい色に輝く様子が気に入っています。脳に似た部位は、実際は咽頭です。この生き物は脳を持っていますが、見ることは難しく、目に近い位置にあります。」
画像および説明文提供: Logan Upclose氏
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