夏がまた訪れ、市場や菜園には新鮮なフルーツや野菜があふれていますが、フルーツや野菜にはミバエが付いてくるというのもよくあることです。キッチンでは歓迎されませんが、今月の人気顕微鏡画像の2つにあるように、顕微鏡下では見事な被写体となります。では、今月人気だった顕微鏡画像をご紹介します。
この画像は、Klaus Kempさんが作成し星状に配置したケイソウを捉えています。彼は最も影響力のあるケイソウ研究者の1人であるとともに、かつて忘れられていた事もある、このアート手法の実践者でした。逝去されるまでの60年以上にわたる彼の作品は、顕微鏡使用者からもアーティストからも愛されています。
画像提供:Daniel Han氏。 オリンパスX Line™対物レンズUPLXAPO20Xと2.5x接眼レンズを使用し、オリンパスAX70顕微鏡で撮影。
この画像はミバエをトリミングしたもので、哺乳類の胃に似た器官を示しています。青色はDAPIで染色された核、赤色はファロイジンで染色された筋線維です。2つ目の写真はGFP標識された「パッチ細胞」です。
画像提供:Yanyan Shi氏。オリンパスFV3000RS正立共焦点顕微鏡で撮影。
エビデントでは、多様性の重視・共感を通して、LGBTQ+コミュニティのサポートに尽力しています。今月はプライド月間に合わせて、レインボープライドフラッグの色を象徴する画像を紹介しました。この月の人気上位画像の1つはフラッグの青色を表していますが、この色は「平穏」を象徴しています。
上の画像は、顕微鏡で見た人の髪の毛の見事なサンプルです。 Håkan Kvarnströmさんは偏光を使用して撮影し、娘さんの髪の房の繊細さを美しく変貌させて、自然の中に見つかる強さと平穏さを表しました。
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画像提供:Håkan Kvarnström氏。 X Line対物レンズUPLXAPO20XおよびUPLXAPO50Xで撮影。
Minjun Shinさんが撮影したこの巻き貝は、動きはゆっくりながら、素早く顕微鏡で画像化され、フォローワーの皆さんにも人気の標本の1つとなりました。
Minjunさんは次のように説明します。「淡水腹足類は広範な淡水軟体動物の仲間の1つで、世界各地に生息しています。淡水腹足類は4,000を超える種が確認されています。この画像の巻き貝は池の水のサンプル内で見つかりました。部分的に透明な殻から、内部器官を観察できます。」
画像提供と説明:Minjun Shin氏。 オリンパスCX21顕微鏡で撮影。
このミバエのポートレートはなんて素晴らしいのでしょう。ピーコックフライ(孔雀バエ)とも呼ばれるこのミバエは、美しい斑点の複雑な模様が付いた輝くはねを持っていることから名付けられました。拡大してみると、体の前半に非常に目立つ直立した剛毛があります。
ミバエの一部の種は害虫ですが、はびこる雑草向けの生物農薬として活用されている種もあります。
画像提供:Leonardo Capradossi氏。 オリンパス対物レンズUPLFLN10X、開口数(NA)0.3で撮影。
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