新しい年を迎えたお祝いに、顕微鏡で撮影された新しい(および絶滅した)試料をいくつかご紹介します。 ケイソウから恐竜まで、2022年1月でもっとも人気のあった顕微鏡画像は以下のとおりです。
その月で1位の画像は、1880年代に遡るビクトリア朝風に配置されたケイソウのスライドで、現代のオリンパスの技術を用いて画像化されたものです。 Hunter Hines博士は、暗視野顕微鏡法を用いて画像を200倍に拡大し、こうした単細胞の貝殻模様を際立たせました。
画像提供:Hunter Hines氏。 2020 Image of the Year Award応募作品。 オリンパスBX53顕微鏡とDP72カメラで撮影。
2021 Image of the Yearコンテストは延長され、2月28日までエントリーを受付中です。 詳しくはこちらをご覧いただき、画像をご応募ください:olympus-lifescience.com/ioty。
このシダのような渦巻の飾りは、実際にはバージニアctenucha蛾の吻のクローズアップ観察像です。 蛾の吻は通常、きつく巻かれていますが(写真を参照)、花の蜜など液体を吸うためにいっぱいの長さまでほどかれます。
画像提供:Caleb Foster氏。 2020 Image of the Year Award応募作品。 オリンパス4x PLAPO対物レンズ、 180枚の画像ZスタックがZ投影され撮影。
Kate Murphy氏は、「スペシャル・ステイン・サタデー」シリーズの一環として、イヌ小腸の断面を画像化しました。
Kate氏は「今日の染色は過ヨウ素酸シッフ反応(PAS)によるもので、ムチンが明るいマゼンタ色に染められています。 ムチンは、私たちの消化管で潤滑剤として機能する糖タンパク質です。 PASによってムチンはすべて染色されます。 アルシアンブルーと組み合わせると、酸性ムチンと中性ムチンを区別できるようになります。中性ムチンは胃の中にあり、 酸性ムチンは小腸の中にあります」と説明します。
画像提供と説明:Kate Murphy氏。 オリンパスBX40顕微鏡で撮影。
Marco Jongsma氏による撮影、この人気の画像ではセイヨウシミの近接像が捉えられています。
「セイヨウシミはまたの名をシルバーフィッシュやシュガーゲスト(Lepisma saccharina)といい、シミ目の小さい昆虫です。 その名のとおり、身体を覆う鱗に銀の光沢があり、目にも止まらぬ速さで動き回れます。 1 cmほどの体長で、オランダやベルギーでは浴室や食器棚の湿った隅でおもに見られます」とMacro氏は説明します。
この昆虫は、シンクを這い回っているときより、近くで見た方がずっとかわいらしく見えます。そう思いませんか?
画像提供と説明:Marco Jongsma氏。 オリンパスBH2顕微鏡で撮影。
顕微鏡下だと恐竜の骨がどう見えるか疑問に思ったことはありませんか? この画像は、追加式の多色性偏光を用いて、恐竜の骨を拡大観察したものです。 偏光楕円のスペクトルファンで偏光させた白色光照明を使用した撮影です。 この鮮烈な画像で撮影された色は、裸眼で見える色と同一です。
画像提供:Michael Shribak氏。 2020 Image of the Year Award応募作品。 オリンパスIX83顕微鏡と4倍対物レンズで撮影。
おまけの動画です! この動画はあまりに魅力的で、少し羨ましく(jelly)感じますね。
「これはクラゲ(jellyfish)の赤ちゃんで、エフィラと呼ばれるものです。 クラゲのライフサイクルにおける発達段階の1つで、成体クラゲになる直前のものです。 クラゲの幼生は、基質上に定着して、ポリプになります。 ポリプが出芽段階のストロビアに成長し、水中で先に述べたエフィラを放出します。 エフィラはその後、成体クラゲになっていきます」
動画提供:Benedikt Pleyer氏。 オリンパスBX53顕微鏡を使用し、倍率400x、1000x明視野で撮影。
このような画像をもっとご覧になるには、Instagramで@olympuslifescienceをフォローしてください。
ご自分の画像をシェアすることをお望みですか? 当社の画像応募サイトをご覧いただくか、グローバルイメージングコンテストにご参加ください。