4月に人気を集めた顕微鏡画像の多くは、美味しそうな見た目のものが多く含まれていました。そのうちのいくつかは実際に食べることができます。ハイビスカスからバニラまで、魅惑的で食欲をそそる画像を今月はご紹介します。
ハイビスカスと聞いて思い出すのは、とても美しいトロピカルフラワーか、ハイビスカスティーの甘い風味です。春の訪れがたくさんの花粉を連れてきましたが、この注射針の先端にある小さな物体はハイビスカスの花粉です。
画像提供:Leonardo Capradossi氏。オリンパスLMPlanFl 20X対物レンズを使用して撮影。
ケイソウのスライドはいつも大人気の被写体です。見逃せないたくさんのかわいらしい形状が一枚の画像に集まっています。
「これはケイソウのアレンジメントスライドを作るためのストックです。ケイソウのほかに、海綿骨針、放散虫、渦鞭毛藻もいます。いつもより低い位置の暗視野照明でフィルターを使わずに撮影した画像です。」
画像提供と説明:@co_micro。オリンパスBH2顕微鏡で撮影。
再結晶した塩と砂糖の混合物を写したこの画像は、塩辛さとは程遠い感じを抱かせます。偏光で捉えたこのコンビネーションは、金色のレリーフ絵画のようです。
画像提供:Marek Miś氏。オリンパスBH2顕微鏡で撮影。
赤、白、様々な美しさが表現されています。この見事な画像はAmmonapsの結晶を写したものです。
「Ammonaps(フェニル酪酸ナトリウム)は、尿素サイクル異常症の治療に使われます。尿素サイクル異常症の患者は不要な窒素を取り除く遺伝子が欠乏しています。酵素が足りない体内で必要なタンパク質の分解によって、有毒なアンモニアが生成されます。偏光で見ると、 Ammonapsは役立つ医療手段というだけでなく美しくもあります。」
画像提供と説明:Håkan Kvarnström氏。オリンパスUPLXAPO 4X対物レンズを使用して撮影。
最後にもう一つ動画をご紹介します。顕微鏡で見たこのバニラビーンズは、かわいさとおいしさを兼ね備えています。
「バニラ属はラン科に属しています。そう、バニラはランの一種なのです。筆者は今日初めてこのことを知って驚きました。ランは顕花植物で最大の属であり、バニラには100を超える種があります。バニラエッセンスに使用されるバニラビーンズは、Vanilla planifoliaまたはVanilla fragransから採取されます。メキシコ原産ですが、現在はインドネシア、マダガスカル、タヒチ、その他の熱帯諸国で栽培されています。かつてアステカ族は飲食物の風味づけにバニラを栽培していました。現在は米国が世界最大の輸入国で、バニラ抽出物の製造に使用しています。」
ビデオ提供と説明:Chloé Savard氏。オリンパスBX53顕微鏡で撮影。
このような画像をもっとご覧になるには、Instagramで@olympuslifescienceをフォローしてください。
ご自分の画像をシェアしませんか?当社の画像応募サイトをご覧ください。