困難に直面したとき、私達を取り巻く世界にある、あるいはオリンパスーユーザーならば顕微鏡の下にある、美しいものを愛でる時間を持つことは癒しになるでしょう。北半球では春の訪れの季節。 オリンパスライフサイエンスインスタグラムのアカウントには画像が咲き乱れています!
3月度の上位人気の投稿画像は、やはりGlobal Image of the Year コンテストの地域最優秀賞受賞作品を取り上げた当社のギャラリー のものでした。この美しい 蛍光画像では、染色して体内のカラフルな細部が映し出されたクマムシの姿が見られます。クマムシとしてよく知られる緩歩動物は、節のある8本足の水生微小動物です。最も回復力があるとされている動物に属し、極端な温度、圧力(高低両方)、希薄な空気、放射線、脱水、飢餓など、他の確認されている生物の大部分が即座に死に至るような条件でも生き延びることができます。
画像提供:Tagide deCarvalho氏、2019年度 Image of the Year米州地域最優秀賞受賞
受賞画像の驚くべきクオリティを考えると、次の上位投稿作品が、当社のコンテストで特別賞に入選した作品 であることも納得できます。この画像は、虫こぶスズメバチ(Anselmella miltoni Girault)の卵巣内の卵を示しています。ヒメコバチ科の膜翅類属である虫こぶを形成する昆虫は、自分たちが作った虫こぶ(こぶ状の突起)の中で成長し、普通は気付かれることはありません。
画像提供:Ming-Der Lin氏、2019年度 Image of the Year特別賞入選
新しい花の姿以上に春を表すものはありません。次の投稿画像は、顕微鏡を通して見た花の姿が特徴的です。この見事な画像は、蛍光を用いて倍率2倍で撮影したバターデイジー(Melampodium divaricatum)を取り上げています。手入れの必要があまりない庭でよく目にするバターデイジーは、明るく元気な黄色の花弁と濃い黄色の中心部を持つ1年草です。
画像提供:Oleksandr Holovachov氏、2014年度 Olympus BioScapes Competition
カイアシは、小さな甲殻類の一種で、淡水生息域のほとんどで見ることができます。おもしろいことに、このような標本は、生物学的多様性の指標としてよく用いられます。この指標は、人間の活動が、異なる生態系にどう影響するかを示し、公共政策に情報を提供し、指示を与える方法として用いられます。ここで豆知識:漫画「スポンジボブ」に登場するスポンジボブの友達のシェルドン・J・プランクトンのモデルは実はカイアシです!
画像提供:Rogelio Moreno Gill氏
今月最後の画像は、またもや水中生態系にいる、2匹のダフニア(またはミジンコ)です。知っていましたか? ミジンコの寿命は、その生活環境に左右されます。ミジンコは、淡水の湖や池から酸性湿地まで、様々な水域環境で生きることができます。平均的に、ミジンコは通常の条件で5~6カ月、涼しい環境で最大14カ月程度生きます。
画像提供:Philippe Verrees氏
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