本格的な春の到来とともに、天気も暖かくなり、新たに芽生えた生命を顕微鏡で捉えることができます。植物や花からネコの胎仔まで、今月のインスタグラムで評判になった人気画像をご覧ください。
この画像は、立春のお祝いに当社のインスタグラムアカウントに投稿されたものです。この星形の野生の花はヒメフウロ(Geranium robertianum)という名前で知られる美しい花ですが、押しつぶすと花弁が不快な匂いを放ち、蚊を寄せ付けないという驚くべき秘密を隠し持っています!
画像提供:Karl Gaff氏。
これは何の標本かわかりますか?これらの画像には、Pinus sylvestris(ヨーロッパアカマツとして広く知られる)の葉から取った20ミクロンの切片が見られます。西ヨーロッパからシベリア東部の地域に固有のこのマツは、青緑の短い葉と橙赤色の樹皮で識別できます。この標本は、紫外線励起顕微鏡法を用いて撮影されました。
画像提供:Karl Gaff氏。
ここに見えているのは、驚くべきネコの胎仔の断面です。ネコにじっと見られているような気がしませんか?この顕微鏡画像では、成長した耳、眼、舌、頭蓋骨、副鼻腔、その他の頭蓋骨の特徴が見られます。この標本の大きさは、直径12mmです。
この目を見張るような画像は、ネコの胎仔の頭蓋骨を観察用に調製して縦に切断した後に取得されたものです。別々の画像4枚を、コンピューテーショナルフォトグラフィと呼ばれる1枚の最終ファイルに結合します。こうすることで、解像力と画像の拡大が増強されます。
画像提供:Mike Peres氏。倍率2倍の明視野顕微鏡法を用いて取得されました。
なんと、これはモザイクガラスでもシーグラスでもありません!あなたが見ているのはColeochaete scutata(コレオケーテ藻綱)という平坦で緑色の藻類で、他の藻類や植物、平坦な岩などに付着して生息しています。この標本は、淡水槽のガラス表面で成長させてから採取し、顕微鏡で撮影したものです。
画像提供:Håkan Kvarnström氏。
中には、神経が図太いと言われる人もいますが、この画像では発生中の軸索終端にある成長円すいの構造がわかります。膨張顕微鏡法(ExM)を用い、ナノスケールのアクチン結合タンパク質と微小管要素を10~20倍の非常に大きなサイズに拡大することで海馬ニューロンが処理されています。
神経細胞成長円すいの深さは神経発生に応じて伸展するため、この画像を作製するためには、様々な色を使ってその変化する深さを反映する必要があります。
画像提供:Arthur Chien氏。オリンパスのFLUOVIEW FV3000共焦点顕微鏡で撮影されました。
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