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特長
培養中の細胞の数や密度を自動計測し、データはタブレットやPCからいつでも確認できます。培養状況を確認するためにインキュベーターからサンプルを取り出す必要がなく、環境変化やコンタミネーションのリスクを抑えて培養を行えます。
本製品は生産を終了しましたが、2024年3月までは在庫限りで販売を継続致します。後継製品はCM30となります。 |
自動化により細胞培養プロセスを
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ラベルフリーのまま細胞の定量データを取得細胞を剥離・染色せずに定量データを取得無染色(ラベルフリー)のまま、容器から細胞を剥離することなく定量的なデータを取得できます。これにより、簡単・スピーディーに細胞の増殖曲線を描くことが可能となります。 培養容器内の複数点を同時に自動でスキャンCM20は複数の計測ポイントで培養容器を自動スキャン。1つの培養容器の全面観察はもちろん、培養プレートの複数ウェルをモニタリングすることも可能です。 |
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作業者によるバラつきを減らし、
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作業時間やコストを削減タイミングを逃さず適切な継代を可能にあらかじめ設定した値に達するとアラートを発する機能が備わっており、手間をかけずに適切な継代タイミングを知ることが可能です。適切なタイミングで継代でき、失敗を防ぎます。 異常な細胞培養を早期に検出し無駄を省く進行中の細胞培養のデータを過去のデータと簡単に比較することで、培養の異常を早期に発見することが可能となり、実験に使用できない細胞培養にかける時間や消耗品を抑えることができます。 余計な細胞培養にかかるコストを削減培養状況の定量データを得るには、細胞を培養容器から剥離しなければならず、データを測定する回数だけ培養細胞を用意する必要がありました。CM20なら、データを得るために細胞を剥離する必要がないので、余計な細胞培養にかかる手間やコストを減らすことができます。 |
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使い方紹介 |
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使用者のコメント |
Erik A. Blackwood, Ph.D.
| 米国フェニックスにあるアリゾナ大学医学部のTranslational Cardiovascular Research CenterのシニアポストドクターフェローであるDr. Eric Blackwoodと彼のチームは、心不全のげっ歯類モデルでの前臨床試験に向けて、細胞株の準備ができているかを判断するためにCM20を導入しました。彼らのアプローチは、低分子の薬物ベースの治療法を特定することだけではなく、遺伝子治療のアプローチにも注力しています。 CM20を使用することで、サンプルをインキュベータ内に安全に保った状態で、これらの治療薬がiPS細胞株に与える影響をリアルタイムでモニターすることができるため、より効率的なワークフローを実現しています。
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インターステム株式会社
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私は自家培養軟骨細胞キットの研究開発を担当しており、培養プロトコルの検討時には様々な条件で細胞培養を行っています。培養中の細胞の状況を把握するために顕微鏡を使っていますが、定性的な評価になり、作業者の経験や感じ方で判断結果がバラついてしまうことが長年の悩みでした。
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機能
用途に応じた設定が可能なカスタムモード測定点
培養容器・ウェル内で任意の測定点が設定可能です。
フォーカス位置測定点ごとにフォーカス位置を変更できます。 撮影時間開始時間とインターバル時間を自由に設定できます。 |
多様な容器に対応するフラットなデザイン独自開発の光学系、落射偏射照明の採用により、コンパクトかつフラットなスキャナーを実現しました。CM20に普段お使いの容器を設置するだけで、細胞培養のモニタリングが可能です。 |
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細胞へのダメージリスクを抑制従来、細胞の培養状況を確認するには、インキュベーターから細胞サンプルを取り出す必要がありました。この取り出し操作には温度変化やコンタミネーションのリスクが伴ううえ、取り出す際の振動は接着しかけた細胞へ悪影響を及ぼすおそれがあります。CM20なら、細胞をインキュベーターに入れたままモニタリングできるので、こうしたリスクを抑えられます。 |
多穴タイプのマイクロプレートに対応24ウェル以上の多穴プレートに対応範囲を拡大し、より多くの条件での培養状況を同時にモニタリングできます。
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容器全体・複数点からの計測が可能CM20は複数点で培養容器を自動計測します。また、培養容器の全面観察はもちろん、培養プレートの複数ウェルをモニタリングすることも可能です。インキュベーターからサンプルを取り出すことなく細胞の状態を継続的に観察でき、定性的にも定量的にも細胞の培養状況を的確に捉えられます。 |
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機械学習による解析機械学習により細胞とバックグラウンドの違いを学習させることで、Confluencyの解析結果が得られます。3つのフェーズの画像を学習に用いることで定量データの信頼性を高めます。 |
データ解析コンフルエンシー、細胞カウントおよびコロニー解析データを元に時系列でグラフ化することにより、培養状況の履歴が直観的にわかります。さらにComparison機能ではこの可視化されたグラフを元に過去・現在との比較やウェル間の比較を誰にでもわかりやすく表現できます。Statistic機能では倍加時間(DT: Doubling Time)や細胞増殖率(PDL)などの細胞特性解析データも簡単に算出できるため、細胞培養プロセスの基礎データの蓄積として有用です。 |
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Olympus Life Science Solution Cloudに対応
取得したデータを、デバイスから直接クラウドにアップロードできます。
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用途に合わせて自由に制御可能なAPI (β版)お客様のPCからインキュベーションモニタリングヘッドを制御し、以下の操作が可能になります。 パラメーター設定
画像撮影・取得
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IQ/OQバリデーションサービスオリンパスのサービスチームは、システムを常に最良の状態でご使用いただけるよう、さまざまなトラブルに迅速に対応いたします。IQ/OQのバリデーションサービスの提供など、オリンパスはお客様のニーズをサポートしていきます。 |
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仕様
CM20H:インキュベーションモニタリングヘッド |
使用環境 | インキュベーター内 温度:37±0.3℃、湿度:0~99% |
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対応容器 | ペトリディッシュ(90mm、100mm) |
マイクロプレート(6 well、12 well、24 well、48 well、96 well) | |
フラスコ(T25、T75、T80、T150、T175、T225) | |
多層フラスコ | |
光学性能 | 撮像範囲:2.84(H)×2.13(V)mm *1画面の撮影範囲を示す |
画像サイズ:1280×960 | |
照明波長:630nm(LED) | |
照明方法:落射偏射照明 | |
ケーブル長 | 約4.5m |
滅菌耐性 | オートクレーブ滅菌(容器ホルダー、スポンジゴムのみ) |
UV滅菌 | |
H₂O₂ガス滅菌 | |
消毒耐性 | 過酢酸系除菌剤による消毒 |
アルコールによる消毒 | |
質量 | 約3㎏ |
インキュベーションモニタリングステーション |
使用環境 | インキュベーター外 温度:10~35℃、湿度:10~80% |
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CM20H接続可能台数 | 最大4台 |
HDD 容量 | 4TB |
ソフトウェア |
ユーザ管理 | ユーザ権限付与:最大13名 |
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プロジェクト設定 | プロジェクト作成:新規、再読込 |
設定モード:通常モード、カスタムモード | |
培養条件入力:容器情報、各種培養情報 | |
細胞解析条件:新規、再読込 | |
閲覧権限:パブリック、プライベート | |
画像取得インターバル:選択式 | |
解析機能 | 細胞解析:細胞密度、細胞数 |
iPS/ES細胞解析:コロニー密度、コロニー数、コロニーサイズ | |
解析データの統計:増殖率、倍加時間 | |
データ閲覧 | 画像:全面タイリング、固定点 |
解析結果:グラフ表示(時系列、パッセージ単位) | |
データエクスポート | データ出力:画像ファイル、動画ファイル*、CSVファイル *固定点のみ |
レポート作成 |
クライアントPC(ソフトウェア推奨動作環境) |
OS | Microsoft® Windows® 10(64bit) |
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CPU | Intel® CoreTM i3(2.1GHz)以上 |
RAM | 4GB 以上 |
HDD | 空き容量2GB 以上 |
画面解像度 | 1366×768 以上 |
ブラウザー | Google ChromeTM |
動作確認済インキュベーター |
Thermo Fisher Scientific | 51030388 |
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Panasonic | MCO-170AICUVH-PJ |
株式会社 アステック | SMA-165DRS |
本システムと組み合わせ可能なインキュベーターの条件
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よくあるご質問
よくあるご質問仕様と機能研究室の既存のインキュベーターでも使用可能ですか?寸法 高さ:73 mm、幅:212 mm、奥行:360mm、重さ:約3 ㎏のコンパクト設計のため、限られたスペースでも設置が可能です。 普段使用している培養容器にも対応していますか?ペトリディッシュ(90mm、100mm)、マイクロプレート(6 well、12 well、24 well、48 well、96 well)、フラスコ(T25、T75、T80、T150、T175、T225)に対応しています。 どのような細胞に対応していますか?容器の底面に接着する細胞を観察対象とします。例えば、MSCやiPS細胞は観察の実績があります。 計測できる項目はどのようなものですか?取得した顕微鏡画像から容器内のコンフルエンシー(細胞密度)と細胞数を推定し出力します。コロニー形成するサンプルの場合はコロニー密度とコロニー数を計測結果として出力します。 細胞へのダメージの心配はありませんか?計測に伴う細胞サンプルへの環境変化に配慮した設計です。 蛍光観察には対応していますか?蛍光観察には対応しておりません。(蛍光観察をご希望の方は、CKX53倒立顕微鏡を推奨します) PCやタブレットを使用した遠隔からのモニタリングは、どれくらいの距離まで可能ですか?選定いただくルーターの性能や使用環境に依存します。通信の距離を伸ばしたい場合は中継器のご使用を推奨いたします。 滅菌・消毒はどのように行えばよいですか?滅菌・消毒耐性は下記の通りです。
サポート購入後のサポート体制はありますか?サポート体制は地域によって異なりますので、ご購入いただいた地域の販売担当者へお問い合わせください。 IQ/OQバリデーションが必要になったときは対応して頂けますか?はい、対応可能です。販売地域の担当者へお問い合わせください。 CM20をネットワークに接続することは可能ですか?はい、Olympus Life Science Solution Cloudに限り接続可能です。弊社評価環境にて動作確認はしておりますが、お客様環境でのネットワーク接続の保証はしておりません。お客様責任で接続環境を構築した上で、ご利用お願いします。 ネットワーク接続の際にはステーションPCの設定が必要となります。設定方法はこちら |
リリースノート
CM20 Version 1.2.8インキュベーションモニタリングシステムCM20の下記不具合の暫定対策版のアップデートファイルです。 新機能/機能改善
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CM20H API Version 1.4.1(CM30Hにも対応しています)インキュベーションモニタリングステーション(専用制御PC)不要で、お客様のPCからインキュベーションモニタリングヘッドCM20H/CM30Hを制御可能とするAPIサーバーです。詳細はダウンロードパッケージ内のリリースノートをご覧ください。 新機能/機能改善
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CM20H API for Linux Version 1.4.1(CM30Hにも対応しています)インキュベーションモニタリングステーション(専用制御PC)不要で、 Linuxを搭載したお客様のPCやマイコンボード等からインキュベーションモニタリングヘッドCM20H/CM30Hを制御可能とするAPIサーバーです。詳細はダウンロードパッケージ内のリリースノートをご覧ください。 新機能/機能改善
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CM20 Version 1.2.7機能改善
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CM20 Version 1.2.6機能改善
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CM20 Version 1.2.5新規容器対応
新機能/機能改善
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CM20H API Version 1.3.1新機能/機能改善 インキュベーションモニタリングステーション(専用制御PC)不要で、お客様のPCからインキュベーションモニタリングヘッドCM20Hを制御可能とするAPIサーバーをリリースしました。詳細はダウンロードパッケージ内のリリースノートをご覧ください。
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CM20H API for Linux Version 1.3.1新機能/機能改善 インキュベーションモニタリングステーション(専用制御PC)不要で、 Linuxを搭載したお客様のPCやマイコンボード等からインキュベーションモニタリングヘッドCM20Hを制御可能とするAPIサーバーをリリースしました。詳細はダウンロードパッケージ内のリリースノートをご覧ください。
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