Thomas Deerinck氏 - Thomas Deerinck氏は、カリフォルニア大学サンディエゴ校のNational Center for Microscopy and Imaging Research(NCMIR)の研究科学者です。氏は、共焦点、多光子、電子顕微鏡などの多くの顕微鏡、および電子断層撮影のための、生物学標本のラベリング技術の開発を専門にされています。氏は、2006年Olympus BioScapes Competitionでの最優秀賞や、米国顕微鏡学会から電子顕微鏡分野に対する優れた貢献に対して贈られる2008年のCrowley Awardなど、多くの賞を受けられています。氏の研究は、Nature、Science、Cellなどの権威ある科学雑誌に掲載され、氏が撮影された画像は、National Geographic、Scientific American、Discover、Timeといった様々な雑誌に取り上げられています。現在は、NCMIR所長のMark Ellisman氏、および2008年ノーベル化学賞受賞者のRoger Tsien氏が代表を務める、相関光学/電子顕微鏡画像撮影の先進手法に関するチームで活動されています。 | |
Dr. Julie Theriot - Theriot博士は、スタンフォード大学医学部(カリフォルニア州スタンフォード)生化学学科および微生物学・免疫学学科の准教授です。博士は、細胞の運動と移動、アクチン動態および細胞内病原体の分野で幅広く活動されています。博士は、マサチューセッツ工科大学(マサチューセッツ州ケンブリッジ)で2つの学士号(物理学および生物学)、およびカリフォルニア大学サンフランシスコ校で細胞生物学の博士号を取得されています。顕微鏡写真の世界で認められた専門家であり、博士が撮影した多くの画像が細胞物理学や微生物学の教科書に掲載されています。教育および研究のキャリアにおいて、マッカーサー基金のフェローシップやスタンフォード大学医学部大学院教育賞など、多くの栄誉を獲得されており、ハワード・ヒューズ医学研究所研究員にも任命されています。また、多くの論文、招待レビュー、本も執筆され、Physical Biology of the Cellと題された本の著者であることに加え、米国学術会議のいくつかの権威のある委員会のメンバーを務めるとともに、 多くの出版編集委員会の委員でもあります。 | |
Dr. Kenneth N. Fish - ピッツバーグ大学精神医学部トランスレーショナル神経科学プログラム助教Fish博士は、わずかな神経アーキテクチャ異常を有するノックアウト変異体と遺伝的変異体を用い、発生における一部のニューロンの位置異常が局所的な回路に及ぼす機能的影響を研究しています。これらの変異体を用いた研究は、統合失調症、自閉症、てんかんに関連する脳接続性異常を引き起こす神経病理学の側面を理解するために有用であると考えられます。この研究で使用された光学顕微鏡技術には、共焦点/多光子蛍光画像撮影、および全反射照明蛍光(TIRFM)と従来型の広視野蛍光法の併用が含まれています。Fish博士はまた、位相差、微分干渉コントラスト、偏斜照明を含む明視野撮影モードの経験も豊富です。 | |
Dr. Douglas B. Murphy - Murphy教授は、バージニア州のハワード・ヒューズ医学研究所ジャネリアファームの光学/電子顕微鏡研究所の所長です。この研究資源は、研究キャンパス内のすべての研究所に向け、蛍光/共焦点/電子顕微鏡に関する装置とサービスを提供するコア施設です。Murphy博士の研究対象には、細胞小器官輸送における微小管の依存性と関連する微小管の挙動、例えば、ポリマーアニーリングや微小管表面の微小管結合タンパク質のメカニズム(MAP-2)などが含まれます。博士はまた、モータータンパク質の一種であるキネシンの機構および配座要件の探索も行っています。このコア施設は、先進蛍光技術(FRET, FRAP, TIRFM)、複数の蛍光チャンネルでの共焦点/多光子/低速度撮影を専門に扱っています。Murphy博士は、オリンパス光学顕微鏡教育用ウェブサイトの文献レビューおよびJavaチュートリアルに関する重要な貢献者です。 |
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