Evident LogoOlympus Logo

Ask the Experts

オリンパス・ディスカバリー・サミット:イメージング力を高めよう | 2021年10月26~27日

オリンパス・ディスカバリー・サミット:イメージング力を高めよう

今すぐ登録


内容

SGT CEST EDT 2021年10月26日(火) 2021年10月27日(水)

午後12:00 - 午後12:50

午前6:00 - 午前6:50

午前0:00 - 午前0:50

組織に関する皮膚免疫系のよりよい理解のための顕微鏡における多重化の使用

講演者:
Alfonso J. Schmidt

シニアスタッフサイエンティスト
Malaghan Institute of Medical Research
 

詳細はこちら

科学的なデジタルイメージングテクノロジーとその用途の進化

講演者:
Guo Lin博士

製品・アプリケーション、マネージャー
Olympus Singapore
 

詳細はこちら

午後1:00 - 午後1:50

午前7:00 - 午前7:50

午前1:00 - 午前1:50

よく見る力を入手

講演者:
Sandrine Roy博士

事業展開マネージャー
Olympus Australia & New Zealand
 

詳細はこちら

ディープラーニングを組み合わせたハイパースペクトルおよび明視野イメージングが細胞や組織の色とパターンの隠れた規則性を明確化

講演者:
Ewa Goldys博士

副所長
Australian Research Council Centre of Excellence in Nanoscale Biophotonics
 

詳細はこちら

午後2:00 - 午後2:50

午前8:00 - 午前8:50

午前2:00 - 午前2:50

SLIDEVIEW™ VS200リサーチスライドスキャナーのライブデモンストレーション

デモンストレーター:
Chunsong Yan

事業展開マネージャー
Olympus Australia & New Zealand
Tong Wu博士
事業展開マネージャー
Olympus Australia & New Zealand
 

詳細はこちら

新しい考え方—ディープラーニングによる対象物検出

講演者:
Akira Saito

マーケティングおよびアプリケーション、アシスタントマネージャー
Olympus Singapore
 

詳細はこちら

午後3:00 - 午後3:50

午前9:00 - 午前9:50

午前3:00 - 午前3:50

3DイメージングとAI式データ解析における最近の進歩

講演者:
Seungil Kim博士

スタッフサイエンティスト
南カリフォルニア大学、Ellison Institute for Transformative Medicine
 

詳細はこちら

共焦点顕微鏡と宇宙飛行実験での使用

講演者:
RJC (Bob) McLean博士

指導教授
テキサス州立大学
 

詳細はこちら

午後4:00 - 午後4:50

午前10:00 - 午前10:50

午前4:00 - 午前4:50

自動表現型プロファイリングのディープラーニング手法

講演者:
Jesse Chao博士

サイエンティスト
Sunnybrook Research Institute
 

詳細はこちら

ライブデモ:SLIDEVIEW™ VS200リサーチスライドスキャナー

デモンストレーター:
Sara Quiñones Gonzalez

プロダクトマネージャー
Olympus Soft Imaging Solutions
Wei Juan Wong
アプリケーション専門家
Olympus Soft Imaging Solutions
 

詳細はこちら

午後5:00 - 午後5:50

午前11:00 - 午前11:50

午前5:00 - 午前5:50

TruAI™ディープラーニングテクノロジーを用いた画像解析の加速化

講演者:
Manoel Veiga博士

アプリケーション専門家
Olympus Soft Imaging Solutions
 

詳細はこちら

組織に関する皮膚免疫系の理解を深めるための顕微鏡における多重化の使用

講演者:
Alfonso J. Schmidt

シニアスタッフサイエンティスト
Malaghan Institute of Medical Research
 

詳細はこちら

午後6:00 - 午後6:50

午後12:00 - 午後12:50

午前6:00 - 午前6:50

休憩

午後7:00 - 午後7:50

午後1:00 - 午後1:50

午前7:00 - 午前7:50

MPEとFLIMを用いたヒトのランゲルハンス島の代謝イメージング

講演者:
Francesco Cardarelli

応用物理学准教授
ピサ高等師範学校
 

詳細はこちら

TIGER広視野顕微鏡を用いた高調波ナノ粒子の生体内追跡

講演者:
Laura Vittadello博士

物理学科およびCenter of Cellular Nanoanalytics
オスナブリュック大学
 

詳細はこちら

午後8:00 - 午後8:50

午後2:00 - 午後2:50

午前8:00 - 午前8:50

ライブデモ:IXplore™ SpinSR共焦点超解像システム

デモンストレーター:
Stefan Marawske

ハイエンドライフサイエンスシステム、シニアセールススペシャリスト
Olympus Europa
 

詳細はこちら

ライブデモ:FLUOVIEW™ FV3000共焦点レーザー走査型顕微鏡

デモンストレーター:
Bülent Peker

シニアプロダクトマーケティングマネージャー
Olympus Europa
 

詳細はこちら

午後9:00 - 午後9:50

午後3:00 - 午後3:50

午前9:00 - 午前9:50

3D画像スタックのデコンボリューション

講演者:
Heiko Gäthje

シニアトレーナー
Olympus Europa
 

詳細はこちら

プレゼンテーションタイトル未定

講演者:
Ruben Portugues博士

神経科学研究所
ミュンヘン工科大学
 

詳細はこちら

午後10:00 - 午後10:50

午後4:00 - 午後4:50

午前10:00 - 午前10:50

組織に関する皮膚免疫系の理解を深めるための顕微鏡における多重化の使用

講演者:
Alfonso J. Schmidt

シニアスタッフサイエンティスト
Malaghan Institute of Medical Research
 

詳細はこちら

午後11:00 - 午後11:50

午後5:00 - 午後5:50

午前11:00 - 午前11:50

共焦点顕微鏡と宇宙飛行実験での使用

講演者:
RJC (Bob) McLean博士

指導教授
テキサス州立大学
 

詳細はこちら

MPEとFLIMを用いたヒトのランゲルハンス島の代謝イメージング

講演者:
Francesco Cardarelli

応用物理学准教授
ピサ高等師範学校
 

詳細はこちら

午前0:00 - 午前0:50

午後6:00 - 午後6:50

午後12:00 - 午後12:50

休憩

午前1:00 - 午前1:50

午後7:00 - 午後7:50

午後1:00 - 午後1:50

TruAI™ディープラーニングテクノロジーを用いた画像解析の加速化

講演者:
Manoel Veiga博士

アプリケーション専門家
Olympus Soft Imaging Solutions
 

詳細はこちら

TIGER広視野顕微鏡を用いた高調波ナノ粒子の生体内追跡

講演者:
Laura Vittadello博士

物理学科およびCenter of Cellular Nanoanalytics
オスナブリュック大学
 

詳細はこちら

午前2:00 - 午前2:50

午後8:00 - 午後8:50

午後2:00 - 午後2:50

3DイメージングとAI式データ解析における最近の進歩

講演者:
Seungil Kim博士

スタッフサイエンティスト
南カリフォルニア大学、Ellison Institute for Transformative Medicine
 

詳細はこちら

自動表現型プロファイリングのディープラーニング手法

講演者:
Jesse Chao博士

サイエンティスト
Sunnybrook Research Institute
 

詳細はこちら

午前3:00 - 午前3:50

午後9:00 - 午後9:50

午後3:00 - 午後3:50

ライブデモ:FLUOVIEW™ FV3000共焦点レーザー走査型顕微鏡

デモンストレーター:
James Lopez博士

ナショナルアプリケーションマネージャー
オリンパスライフサイエンス
 

詳細はこちら

登録はここをクリック


講演者

Alfonso J. Schmidt

シニアスタッフサイエンティスト
Malaghan Institute of Medical Research

Sandrine Roy博士

事業展開マネージャー
Olympus Australia & New Zealand

Alfonso J. Schmidt

略歴

Alfonso氏は、組織学、蛍光観察、画像解析の幅広い知識を持ち、10年に及ぶ共有リソースラボ(SRL)での研究経験があります。 機器の利用可能性を最大にし、科学コミュニティのために技術的手順とトレーニングモジュールを作成することに注力してきました。 現在はウェリントン(ニュージーランド)のMalaghan Institute of Medical Researchで、Hugh Green Cytometry Centre(HGCC)の一部であるHistology and Bioimaging Facilityを監督しています。

要旨

組織に関する皮膚免疫系の理解を深めるための顕微鏡における多重化の使用

皮膚は防御の最前線であり、病原体を阻止する上で免疫系最大のバリアです。 定常状態下で、皮膚の免疫細胞サブタイプ、組織構造、細胞分布の正確な特性解析と同定ができれば、病原体の存在により発生する最初の免疫戦略と生物学的過程を理解するための強力な手段となります。 このウェビナーでは、実験プロセスに含まれる技術的側面を確認し、補正イメージングテクノロジーが免疫系のよりよい理解をどのように支えているかを探っていきます。

プレゼンテーションは3つのパートに分かれています。 まず、Hugh Green Cytometry Centreについて紹介し、利用可能な組織学およびバイオイメージングの技術基盤の概要を説明します。 次に、多重化方法についてお話します。顕微鏡用の多染性パネルの設計と開発のために考慮するべきいくつかのトピックがあります。 最後に、Royal Microscopical Societyのディプロマプログラムの一部をなす、研究プロジェクトの予備段階の結果を示します。 このプロジェクトは、組織構造に関して皮膚のホールマウント標本内で免疫細胞の種類を識別することに重点を置いています(血管やリンパ網など)。 また、病原体に対して第一の防衛壁として作用する、組織内における免疫細胞の分布の研究にも注力しています。

Sandrine Roy

略歴

Roy博士は、 クイーンズランド大学(オーストラリア)の分子生物学/細胞生物学の分野で生化学と微生物学の2科目を修了後、2002年に博士号を取得しました。 渡米してセントルイスのワシントン大学で博士研究員となった後、 オーストラリアに戻り研究を続けました。

その豊富な顕微鏡経験から、2009年にクイーンズランド大学Diamantina Institute Microscopy Facilityのマネージャーに任命され、後にブリスベンのTranslational Research Instituteの顕微鏡サービスマネージャーを2019年まで務めました。

現在は、Olympus Australiaの事業展開マネージャーを務めており、オーストラリアとニュージーランドのお客様を自身の経験と知識でサポートしています。

要旨

よく見る力を入手

オリンパスのVS200デジタルスライドスキャナーは2020年3月の発売以来、高い人気を博しています。 信頼性、柔軟性、カスタマイズ可能な設計を備え、研究、地質学、その他さまざまな業界で受け入れられています。 オリンパスの製品ラインナップに加わったこの人気機種でスキャンした標本例を、ぜひ私たちと一緒にご覧ください。


Chunsong Yan

Tong Wu博士

Chunsong Yan

略歴

Chunsong氏はOlympus Australia and New Zealandのライフサイエンス事業展開マネージャーです。 現在、共焦点、多光子励起、ライトシート、およびスライドスキャンシステムを担当しています。 2003年にオリンパスに入社して以来、さまざまな役職を経験し、常にお客様に最適なオリンパスソリューションを提供するよう努めています。

要旨

SLIDEVIEW™ VS200リサーチスライドスキャナーのライブデモンストレーション

プレゼンテーションの説明:オリンパスSLIDEVIEW VS200リサーチスライドスキャナーでは、高品質なバーチャルスライド画像を取得し、高度な定量的画像解析が可能です。 信頼性の高いバーチャルスライドデータを、わずか2回のクリックで取得できます。 非常に万能なSLIDEVIEW VS200スライドスキャナーでは5つの観察方法が可能で、各種用途に合わせて幅広いサイズのサンプルに対応します。 自動スライドローダーには多数のスライドガラスを搭載できるため、実験の効率が上がります。

このセッションでは、Tong WuとChunsong Yanがこの製品のライブデモンストレーションを行い、以下に示すいくつかの利点と機能をご覧いただきます。

  1. 柔軟なバッチスキャンモード。バッチに含まれるスライドごとに、FL、BF、POL、DF、PHといったさまざまな観察方法を指定できます。
  2. 油浸レンズを使用した高解像蛍光イメージング。自動オイル供給機の動作が見られます。
  3. ライブボケ修正。画像取得時にシャープでクリアな画像になります。
  4. NIS SQLデータベースを使用したデータ管理。データの保存、管理、共有が簡単になります。

Tong Wu

略歴

Tong Wu氏は中国で博士号(State Key Laboratory of Fine Chemicals、DLUT)を取得した後、2012年にオリンパスに入社しました。 現在は事業展開マネージャーとして、Olympus Australiaでハイエンド顕微鏡を支えています。 バイオイメージングとバイオラベリングのための蛍光染色の研究バックグラウンドを持ち、お客様の研究用途への対応を熱心に行っています。

要旨

SLIDEVIEW™ VS200リサーチスライドスキャナーのライブデモンストレーション

プレゼンテーションの説明:オリンパスSLIDEVIEW VS200リサーチスライドスキャナーでは、高品質なバーチャルスライド画像を取得し、高度な定量的画像解析が可能です。 信頼性の高いバーチャルスライドデータを、わずか2回のクリックで取得できます。 非常に万能なSLIDEVIEW VS200スライドスキャナーでは5つの観察方法が可能で、各種用途に合わせて幅広いサイズのサンプルに対応します。 自動スライドローダーには多数のスライドガラスを搭載できるため、実験の効率が上がります。

このセッションでは、Tong WuとChunsong Yanがこの製品のライブデモンストレーションを行い、以下に示すいくつかの利点と機能をご覧いただきます。

  1. 柔軟なバッチスキャンモード。バッチに含まれるスライドごとに、FL、BF、POL、DF、PHといったさまざまな観察方法を指定できます。
  2. 油浸レンズを使用した高解像蛍光イメージング。自動オイル供給機の動作が見られます。
  3. ライブボケ修正。画像取得時にシャープでクリアな画像になります。
  4. NIS SQLデータベースを使用したデータ管理。データの保存、管理、共有が簡単になります。

Seungil Kim博士

スタッフサイエンティスト
南カリフォルニア大学、Ellison Institute for Transformative Medicine

Jesse Chao博士

サイエンティスト
Sunnybrook Research Institute

Seungil Kim

略歴

Seungil Kim博士 は、USCのLawrence J. Ellison Institute for Transformative Medicineの スタッフサイエンティストと顕微鏡チームマネージャーを兼任しています。 Kim博士は韓国で 理学士と理学修士の学位を取得した後、 ワシントン大学に移り、発生生物学の博士号を取得しました。 博士研究員としての研究は、UCSFの細胞組織生物学部で行いました。 10年以上に及ぶ、各種in vitro/in vivoモデルでの研究と、高度な細胞イメージング法の経験があります。 現在の研究では、患者由来の3Dオルガノイドをモデルシステムとして用い、薬物反応に対する腫瘍内微小環境の貢献を理解することに重点を置いています。 また、大腸がんの新薬をスクリーニングするためのハイスループット自動イメージング法を開発中です。

要旨

3DイメージングとAI式データ解析における最近の進歩

このプレゼンテーションでは、3Dモデルのさまざまなイメージング法、組織除去による免疫染色、オルガノイドのライブイメージングや、ハイコンテントイメージングおよびスクリーニングのためのAI式データ解析について取り上げます。

Jesse Chao

略歴

Jesse博士はブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)で細胞生物学とゲノミクスの博士号を取得しました。 サンディエゴのカリフォルニア大学で研究を続けた後、 UBCで、遺伝性がんに関する遺伝的変異の生理学的影響を評価するための機械学習法開発に力を注ぐようになりました。 この間に、ハイコンテントイメージングに基づく自動表現型プロファイリングのディープラーニング手法の開発を始めました。

要旨

自動表現型プロファイリングのディープラーニング手法

細胞表現型の定量化は、あらゆる細胞生物学研究において重要です。 しかし、最新のイメージング手法では、平均的なユーザーが楽に扱える量を上回るデータが簡単に生成できてしまいます。 このプレゼンテーションでは、画像解析パイプラインを構築するための、半分監督ありと全監督ありの場合で、2つのディープラーニング手法について説明します。 どちらの手法も無料のクラウドGPUインスタンス上で実行できます。


Manoel Veiga博士

アプリケーション専門家
Olympus Soft Imaging Solutions

Francesco Cardarelli

応用物理学准教授
ピサ高等師範学校

Manoel Veiga

略歴

Manoel Veiga博士は、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学(スペイン)で物理化学の博士号を取得しました。マドリード・コンプルテンセ大学とWWU Münsterで2つのポスドク研究を行った後、PicoQuant GmbHに入社しました。 FLIMと時間分解分光法の分野で世界中の顧客のサポートを5年行った後、2017年にOlympus Soft Imaging Solutions GmbHに入社しました。グローバルアプリケーション専門家として、ハイコンテント解析とディープラーニングを中心に業務に携わっています。

要旨

TruAI™ディープラーニングテクノロジーを用いた画像解析の加速化

顕微鏡観察におけるハードウェアの進歩によって、科学者は非常に効率よく自動的な方法で数多くの画像データを収集できるようになりました。 しかし、データの定量的な情報を得るためには、画像をロバストに解析する必要があります。

画像のセグメンテーションと分類は、画像解析の中心にあります。 科学者が画像の対象物のセグメンテーションと分類を上首尾にできるほど、よりよい定量的情報が得られるため、解析結果の品質が向上します。

2019年、オリンパスはTruAIテクノロジーに着手しました。セグメンテーションと分類に重点を置いたディープラーニングネットワークに基づく画像解析手法です。 TruAIテクノロジーを用いると、専門家でなくともセグメンテーションと分類が容易になり、例えば低コントラストの明視野画像、SN比の低い蛍光画像、細胞密度の高い状態などの困難な場面でも解析可能です。 画像を取得している顕微鏡に組み込むと、取得が終わってすぐ、あるいは取得と同時に解析結果が得られるため、研究スピードが増します。

このテックトークでは、当社のライブセルイメージングシステム、ハイコンテントスクリーニングステーション、ホールスライドスキャナーで取得された画像例を通して、TruAIテクノロジーが皆さんの研究にどのように役立つかを理解し、今後の展望をご覧いただけます。

Francesco Cardarelli

略歴

2003年10月にピサ大学から生命科学の理学修士号、同年にピサ高等師範学校(SNS)から生命科学の学位を(ともに優秀な成績で)取得した後、Francesco Cardarelli氏はSNSのNEST LaboratoryでFabio Beltram教授の指導の下、分子生物物理学の修士課程を 学びました。 ウイルス由来ペプチド配列の細胞内輸送特性を研究するため、先進の蛍光観察法を使用して、細胞生物学と物理学にまたがる学際的研究を開始しました。 卒業後は、カリフォルニア大学アーバイン校のLaboratory for Fluorescence Dynamicsで、Enrico Gratton教授指導下の博士研究員となり、 生体細胞内の分子拡散/分子流に対する障壁を検出するため、蛍光相関分光法の新たな空間的変動を開発する研究活動をまとめました。 2010年12月、博士研究員としてCNI@NEST(IIT)に就職しました。 イタリアに戻った彼は、高時空間解像度で複雑な生物系の単一分子を研究するべく、新たな蛍光イメージング法と解析法の開発を始めました。 この研究は、いくつもの助成金(および協力関係)を得られたほか、始めはCNRで研究員として、その後SNSで応用物理学教授として、独立した科学的な立場によって促進されました。

研究目標は、生物から抽出可能な定量的情報を増やすために、新たな光学顕微鏡観察法を開発することです。 例えば、ここ数年でチームは、数多くの新しい時空間ゆらぎ解析ツールを紹介しました(iMSD、iRICS、nD-pCF、拡散テンソル解析など)。 複雑な自然環境下で、分子から細胞内構造全体まで、生体の構造特性と動的特性を抽出することを目的としています。 Biophysical Journal(2016 Aug 23、111(4): 677–678)の「New and Notable」セクションで取り上げられているように、ツールはナノスケールでの生物物理学研究において、 新しい枠組になっています。 2014年に、細胞質内におけるタンパク質の短距離ブラウン運動の発現をチームと共に発表しましたが、高密度細胞内環境における構造組織の現在の見解に初めて挑むものでした。 最終的に、ツールをフィードバックベースの軌道追跡に組み合わせることで、細胞内顆粒のナノスケールかつ動的環境でも定量的に調べられることを証明しました。

要旨

MPEとFLIMを用いたヒトのランゲルハンス島の代謝イメージング


Stefan Marawske

ハイエンドライフサイエンスシステム、シニアセールススペシャリスト
Olympus Europa

Heiko Gäthje

シニアトレーナー
Olympus Europa

Stefan Marawske

略歴

Stefan Marawske氏は超解像顕微鏡の専門家です。 物理化学分野の博士課程の頃に、ローカライゼーションをもとにした超解像と微粒子追跡のための自家製顕微鏡を製作しました。 これらの手法が有名なアッベ回折限界を超え、それまで特定できなかった構造を解明できるという事実に興味を駆り立てられました。 7年以上にわたりオリンパスに勤務し、TIRFやスピニングディスクなどのハイエンドイメージングシステムを担当しています。

要旨

ライブデモ:IXplore™ SpinSR共焦点超解像システム

このライブデモでは、高速3D超解像イメージングとタイムラプス実験での細胞の長期生存用に設計された、IXplore SpinSRシステムを体験していただけます。 この顕微鏡システムは、特別なラベリング手順の必要はなく、120 nmまでのXY軸方向分解能を提供します。 IXplore SpinSR顕微鏡システムを既存の実験やサンプルプロトコルに楽に組み込んで、研究を合理化する方法を習得しましょう。

Heiko Gaethje

略歴

昆虫の神経発達と哺乳類の神経タンパクに結合するシアル酸の構造に着目する生物学者として、Heiko Gaethjeは広視野・共焦点蛍光観察法と3Dデータの画像処理における最初の経験を積みました。

2004年にオリンパスに入社し、マーケティング・通信チームのウェブコンテンツマネージャーを務めました。 2008年からオリンパスアカデミーで顕微鏡法トレーナーとして勤務し、デジタルラーニングツールの構想と導入を担当しています。 また、EMBL HeidelbergとZurich Winter Schoolで、高度な顕微鏡法に関するトレーニングコースに携わっており、画像処理や画像解析に関する質問にお答えしています。

要旨

3D画像スタックのデコンボリューション

光学顕微鏡で取得した画像は、決して標本を真に表すものではありません。 制御するべき誤差の原因は、サンプル調製、染色プロトコル、それに顕微鏡とデジタルカメラの光学収差と光学限界です。

顕微鏡画像を標本に近い表示にするため、グラウンドトゥルース再生アルゴリズムが使用されます。 今回は、3次元データセットの再生である、デコンボリューションといわれるプロセスに焦点を当てます。 これらの方式の背後にある数学的処理については扱いません。 ねらいは特定の用途におけるこれらのフィルターの利用方法を評価できるようにする、簡単で分かりやすい紹介です。 選ばれた画像例に対するこれらのフィルター処理をライブでお見せします。


RJC (Bob) McLean博士

指導教授
テキサス州立大学

James Lopez博士

ナショナルアプリケーションマネージャー
Olympus America Inc.

RJC (Bob) McLean

略歴

Bob McLean氏は微生物学者として30年以上にわたる経験があり、研究室の仲間と共に、表面粘着性微生物(バイオフィルム)に関する数々の研究を行ってきました。 1998年、John Glenn氏と共にスペースシャトル上で実験を行い、バイオフィルムが微小重力下で形成可能であることを示した最初の研究グループの1つとなりました。 発見以来、バイオフィルムの問題は数多く発生しており、顕著な例としては国際宇宙ステーションやその他の宇宙船の水処理システムの汚染が挙げられます。 2015年に、Bobはアリゾナ州立大学とJohnson Space Centerの仲間と共に、宇宙飛行中のバイオフィルム形成に関する研究のための助成金をNASAから受けました。 共焦点顕微鏡やその他の顕微鏡は、一連の研究に役立っています。

要旨

共焦点顕微鏡と宇宙飛行実験での使用

宇宙飛行実験は稀なケースながら、わくわくするような科学的機会を象徴しています。 大抵のラボ実験とは異なり、乗組員の作業時間や利用可能な物資の制限が主な要因となって、手順がすぐ変更される可能性があります。 打ち上げや再突入スケジュールの予期せぬ変更も問題となります。 使用する実験装置と手順は、微小重力下で機能できなければならず、打ち上げと着陸時の重力加速度と振動への耐性も求められます。 このプレゼンテーションで McLean博士は、2020年12月6日~2021年1月14日にSpace X-21で行われた宇宙飛行実験における実験計画や、共焦点顕微鏡と電子顕微鏡の観察法と解析について解説します。

James Lopez

略歴

James Lopez氏は、2010年にシカゴ大学で生物医科学の博士号を取得しました。 カルシウムイメージング、FRET、生細胞イメージング、バイオイメージングの10年近い経験を活かし、共焦点・多光子顕微鏡のセールス担当者としてオリンパスに入社しました。 後に、共焦点・多光子システムをサポートするオリンパスライフサイエンスアプリケーショングループに異動しました。 現在、米国、カナダ、中南米の市場で、ライフサイエンスアプリケーショングループを管理しています。

要旨

ライブデモ:FLUOVIEW™ FV3000共焦点レーザー走査型顕微鏡

ナショナルアプリケーションマネージャーであるJames Lopez博士と一緒に、 FV3000共焦点レーザー顕微鏡によってどのように研究の可能性が広がり、サンプルからさらに多くのデータを得られるようなるか ご覧ください。


Guo Lin博士

製品・アプリケーション、マネージャー
Olympus Singapore

Ewa Goldys博士

副所長
Australian Research Council Centre of Excellence in Nanoscale Biophotonics

Guo Lin

略歴

Lin氏は生物物理学研究に取り組みながら、2010年にシンガポール大学から博士号を取得しました。 2009年から、技術・アプリケーション専門家としてオリンパスに加わり、レーザーベースのハイエンドイメージングシステムを担当しました。 2012年に中国に戻り、大手科学カメラメーカーで職に就きました。 アプリケーション専門家となり、後には地域セールスマネージャー、最終的にアジア太平洋地域の科学セールスマネージャーになりました。 2021年にシンガポールに戻り、製品およびアプリケーションマネージャーとしてOlympus Singaporeに加わりました。 各種のカメラ技術など、さまざまな科学的デジタルイメージング手法の使用経験が豊富にあります。

要旨

科学的なデジタルイメージングテクノロジーとその用途の進化

高解像・高コントラストの画像取得にとって、光学顕微鏡システムと同じくらい重要なのは、接眼レンズを通して見える画像のデジタル化です。 機能の強化と情報抽出の能力が劇的に向上し、意義深い研究結果を示すことにつながります。

フィルムへの顕微鏡写真法から、単一分子さえ検出可能な高感度デジタルイメージングへと、オリンパスは画像取得に関して大きな進歩を遂げました。 デジタルイメージングによって、科学者はデータを記録するにとどまらず、人工知能を備えた新しいソフトウェアテクノロジーを活用して解析も行えます。

ライフサイエンス用に設計されたデジタルカメラは大きく進化し、数多くのテクノロジーを利用できます。 CCDからEMCCD、sCMOSまで、各テクノロジーには長所と短所があるため、用途に応じて慎重に選ぶ必要があります。

このプレゼンテーションでは、科学用デジタルカメラに関するいくつかの重要事項について取り上げます。 カメラの進化詳細、オリンパスが提供するソリューション、各種用途における現在の高性能顕微鏡システムでの使用法についてもお話しします。

Ewa Goldys

略歴

Ewa M. Goldys教授は、Nanoscale Biophotonics(cnbp.org.au)においてAustralian Research Council Centre of Excellenceの副所長を務め、シドニー(オーストラリア)のニューサウスウェールズ大学大学院医用生体工学科の教授でもあります。 SPIE、OSA、Australian Academy of Technological Science and Engineering(ATSE)の会員で、2016 Australian Museum Eureka Prizeの「Innovative Use of Technology」賞を受賞しました。 現在、世界最大の国際生物医学光学会議SPIE BIOSと、SPIEのPhotonics Westに携わっており、Photonics Westではナノバイオフォトニクスのトラック長を務めます。

手掛ける研究は、生物医科学、バイオイメージング、バイオセンシング、材料科学に及びます。 生化学および医学センシングと、展開可能な医療診断の新しい手法を開発しました。 現在のプロジェクトでは、腫瘍ナノテクノロジーと、細胞・組織の色やパターンの非侵襲的ハイコンテントイメージングに重点を置いています。

要旨

ディープラーニングを組み合わせたハイパースペクトルおよび明視野イメージングが細胞や組織の色とパターンの隠れた規則性を明確化

Australian Research Council Centre of Excellence for Nanoscale Biophotonicsは、21世紀の重要な進歩であるナノサイエンスとフォトニクスを利用して、分子レベルで生物の理解に努めています。 このプレゼンテーションでは、生物系の分析、イメージング、相互作用に関して、当センターで開発した次世代テクノロジーについて説明します。 これらのテクノロジーは、実際の複雑な環境や分子の複雑さにおいて、重要な検体の超高感度検出という主要な問題に対処し、新しい治療法と診断法の双方を支えています。


Akira Saito

マーケティングおよびアプリケーション、アシスタントマネージャー
Olympus Singapore

Sara Quiñones Gonzalez

プロダクトマネージャー
Olympus Soft Imaging Solutions

Akira Saito

略歴

Saito氏は東京農工大学で獣医学を学び、2007年に卒業しました。 程なくしてオリンパスに入社し、アプリケーション専門家としてin vivoイメージングシステム、ハイコンテント解析システム、レーザー共焦点システムを担当して、日本国内のお客様をサポートしました。 2013年には、すべてのオリンパスライフサイエンス製品の販売促進を引き継ぎました。 2018年からはシンガポールに移り、APAC市場のマーケティングとアプリケーションのサポートに加わっています。

要旨

新しい考え方—ディープラーニングによる対象物検出

画像解析は、生物サンプル内の事象を定量化および理解するために、ライフサイエンス分野で広く用いられています。 画像解析において、対象物の検出とセグメンテーションは、画像内の対象領域を識別するための重要なプロセスです。 形態的情報、強度、トラッキング速度などを定量化できます。

従来のセグメンテーションは常に正確で効率的とは限りません。しかし、人間の目と脳は経験から対象物の位置を識別できます。 ディープラーニングを用いれば、グラウンドトゥルース情報でニューラルネットワークを学習させて、複雑なタスクを実行できます。 ニューラルネットワークが正確に作成されれば、脳と同様に対象物をセグメンテーションするのに役立ちます。ディープラーニングというとプログラミングスキルが必要なように思われますが、当社のソフトウェアに専門的なスキルは必要ないので、簡単に使用できます。

このセッションでは、ディープラーニングを用いた対象物のセグメンテーションと、ライフサイエンスへの応用について説明します。 オリンパスのディープラーニングソフトウェアのデモンストレーションも行います。

Sara Gonzalez

略歴

Sara Quiñones González氏はバイオテクノロジーの学位を取得しており、いくつかの研究・臨床検査機関で勤務した後、2019年にプロダクトマネージャーとしてOlympus Soft Imaging Solutionsに加わりました。 現在、VS200リサーチスライドスキャナーなどのSLIDEVIEW製品ファミリーを担当しています。

要旨

ライブデモ:SLIDEVIEW™ VS200リサーチスライドスキャナー

このライブデモでは、定量的解析のためにスライドの高解像画像を取得する方法について学び、スライドから得るべき情報を最大限に活用できるようにします。 SLIDEVIEW VS200デジタルスライドスキャナーを使うと、データを簡単に分析、共有およびアーカイブ可能になります。 このセッションに参加して、より少ないリードタイムでより多くのことを成し遂げましょう。


Wei Juan Wong

アプリケーション専門家
Olympus Soft Imaging Solutions

Laura Vittadello博士

物理学科およびCenter of Cellular Nanoanalytics
オスナブリュック大学

Wei Juan Wong

略歴

Wei Juan Wongは物理学の学位を取得しており、生物物理学研究室と顕微鏡法コア施設に勤務した経験があります。 2018年にOlympus Singaporeのプロダクトスペシャリストとしてオリンパスに加わり、東南アジア地域で、VS200スライドスキャナーなどの広視野顕微鏡を使用するお客様をサポートしています。 2021年にドイツに移り、Olympus Software Imaging Solutionsにアプリケーション専門家として勤務し、世界中のお客様にアプリケーションとマーケティングのサポートを提供しています。

要旨

ライブデモ:SLIDEVIEW™ VS200リサーチスライドスキャナー

このライブデモでは、定量的解析のためにスライドの高解像画像を取得する方法について学び、スライドから得るべき情報を最大限に活用できるようにします。 SLIDEVIEW VS200デジタルスライドスキャナーを使うと、データを簡単に分析、共有およびアーカイブ可能になります。 このセッションに参加して、より少ないリードタイムでより多くのことを成し遂げましょう。

Laura Vittadello 博士

略歴

Laura Vittadello Laura Vittadello氏は、オスナブリュック大学物理学科の超高速光物理研究グループで、博士研究員として従事しています。 研究の中心としているのは、非線形顕微鏡法を含む生物学的応用に特化して設計された、高調波ナノ粒子という新種マーカーの基礎研究とアプリケーションです。

要旨

TIGER広視野顕微鏡を用いた高調波ナノ粒子の生体内追跡

高調波ナノ粒子の生体内追跡は、行われていませんでした。適切なツール、広視野非線形光学顕微鏡がなかったためです。 レーザースペースパラメーターの再設計を基にしてこの課題に対処する新しい手法について説明します。


Bülent Peker

シニアプロダクトマーケティングマネージャー
Olympus Europa

Ruben Portugues博士

神経科学研究所
ミュンヘン工科大学

Bülent Peker

略歴

Bülent Pekerはレーザー走査型顕微鏡の専門家です。 顕微鏡と光工学に初めて興味を持ったのは、時間分解2光子顕微鏡法を扱っていた物理化学の博士課程の頃で、情熱は今も続いています。

オリンパスに13年以上勤務し、当社の最先端のレーザー走査型顕微鏡を市場に送り出すために、チームを手伝ってきました。 特に、多光子システムのアプリケーションとレーザー走査型システムのカスタム化の可能性に興味を駆り立てられています。

要旨

ライブデモ:FLUOVIEW FV3000共焦点レーザー走査型顕微鏡

このライブデモでは、オリンパスFLUOVIEW™ FV3000を使い、近赤外(NIR)レーザー光を用いた蛍光多重化と深部組織イメージングを体験していただけます。 NIRレーザー光源によって生体構造がはっきり見えるようになり、検体内深部を高解像に映し出せます。 また、NIR励起ではスペクトルが重ならないので、より多くの蛍光染色を使用できます。

Ruben Portugues 博士

略歴

Portugues教授は 感覚運動制御を研究する神経生物学者です。 研究グループでは、ゼブラフィッシュ稚魚の習性、モデル化、光遺伝学、in vivo電気生理学、全脳機能カルシウムイメージングを用いて、稚魚の学習、記憶、行動選択を分析しています。

Portugues教授は ケンブリッジ大学のトリニティカレッジで数学を学び、理論物理学の博士号を取得しました。 バルディビア(チリ)のCentro de Estudios Cientificosで物理学の博士研究員を短期間務めた後、ハーバード大学Florian Engert教授の研究室に加わり、研究対象を神経科学に切り替えました。 2014年に、マルティンスリートにあるMax Planck Institute of NeurobiologyのMax Planck Research Group Leaderに任命されました。 2020年からは、 TUMで准教授を務めています。

要旨

Alpha3ライトシートアプリケーション

オリンパス・ディスカバリー・サミット:イメージング力を高めよう | 2021年10月26~27日2024年12月23日
このページはお住まいの地域ではご覧いただくことはできません。
Ask the Expert Sign-up

By clicking subscribe you are agreeing to our privacy policy which can be found here.

このページはお住まいの地域ではご覧いただくことはできません。

このページはお住まいの地域ではご覧いただくことはできません。