このウェビナーでは、オリンパスの顕微鏡専門家であるLaurenとKlausが、複雑な顕微鏡システムにおける優れた光学製品の重要性と、最終的に高い画質を得るために重要な光学的機能について説明します。 また、画期的なレンズ製造技術によってもたらされた新しい光学製品を取り上げ、レンズがほぼすべての光学顕微鏡アプリケーション(ホールスライドイメージング、超解像システム、レーザー走査型顕微鏡など)にどのような利点をもたらすかについて説明します。
よくある質問ウェビナーFAQ | 顕微鏡対物レンズ:魔法が起こる場所点像分布関数を確認した方がいいのはなぜですか?点像分布関数(PSF)は、点光源または点物体に対するイメージングシステムの応答を表します。 PSFは共局在化にとって重要です。 PSFを確認するには、10~20 nmステップでZスタックを取得し、例えば100 nmの分子の繰り返し体を使用することをお勧めします。PSFを副解像度領域で測定できます。 オリンパス製レンズには必ずオリンパス製イマージョンオイルを使用することもお勧めします。 屈折率(RI)とアッベ数(V数ともいう)の両方が重要であるためです。 アッベ数とは、物質の光分散の概算測定値であり、RIが波長によってどう変化するかを示すものです。 高いアッベ数は低い分散性を示します。 オリンパス製イマージョンオイルを使用すると、分散による色収差を避けられます。 イマージョンオイル容器の使用期限を確認してください。 最後に、カバースリップが1.5Hカバーガラスであることを確認し、封入剤のRIを考慮してください。 オリンパスには他にどのような対物レンズがありますか?オリンパスでは、ライフサイエンスと材料科学の両分野の各種用途向けに、豊富なラインナップの対物レンズをご用意しています。数に圧倒されて、正しいレンズを選ぶのが大変かもしれません。 オリンパスのオンライン対物レンズ検索ツールを使えば、選択肢を機能と用途で動的に絞り込むことができ、レンズ選びが簡単になります。 さらにサポートが必要な場合は、お近くのオリンパス販売代理店または当社の顕微鏡専門員にお尋ねください。 X LineまたはA Lineレンズはレーザー走査型顕微鏡に適していますか?その理由は何ですか?X LineレンズもA Lineレンズも、レーザー走査型顕微鏡に適しています。 オリンパスX Lineレンズは、400~1000 nmで品質の高い色収差補正が可能で、優れた色再現性を発揮します。 さらに、高い開口数によって高解像度の明るい画像を取得できるとともに、優れたエッジ補正(フラットネス)によって、大きな視野でも中央から周辺部が大幅に均一化された高品質画像が得られます。 A Lineレンズは超解像イメージングにも最適で、特定用途には重要な選択肢となっています。 例えば、A Lineシリコーンオイル浸レンズはライブセルアプリケーションに最適です。シリコーンオイルが37 ˚C(98.6 °F)では乾燥せず、RIが一定に保たれるためです。 その上、シリコーンオイル浸レンズは長作動距離に対応し、深い組織レベルや広い視野全体での観察が可能です。 特に、オリンパスA Lineシリコーン30xレンズは、オルガノイドやゼブラフィッシュのイメージングに最適です。 臨床ホールスライドイメージングにX Line対物レンズを使用するメリットはありますか?はい、臨床アプリケーションはX Line対物レンズが極めて役に立つ分野の1つです。 例えば、神経科学アプリケーションで共焦点レーザー走査型顕微鏡を使用する場合、分析対象セクション全体をまとめてイメージングすることがよくあり、貼り合わせが必要です。 ところが、視野が不均一なせいで、貼り合わせアーチファクトをなくすために追加のズーム画像を撮影しなければならないことがあります。 その結果、サンプルへの光損傷量が増し、スキャン全体にかかる時間が長くなります。 オリンパスX Line対物レンズは、ズームや追加画像を必要としない高解像度を実現します。 X LineとA Line対物レンズはオリンパス製品以外の顕微鏡に使用できますか?お勧めはしませんが、レンズがネジ溝(RMS)に合えば、オリンパス製レンズを他社ブランドと組み合わせて使用できます。 ただし、多くのメーカーはそれを防ぐためにネジ溝を変えています。 また、他社が設定した倍率は鏡筒などの部品によって変わるほか、他社製部品の補正度が異なるために色収差が生じます。 他社製イマージョンオイルや適合しないカバーガラスは色の変化を招き、他社製顕微鏡を使用することでさらに悪化する恐れがあります。 周辺部のフラットネス/シャープネスも不十分なことが多いですが、視野数26.5を補正できるのはオリンパス製対物レンズだけだからです。 対物レンズを使用できる最低気温は何度ですか?推奨気温は5 °C~40 °C(41 °F~104 °F)の範囲です。 ただし、温度の変化は対物レンズの膨張収縮の原因になる場合があるため、一定の温度を保つことが重要です。 対物レンズを培養器内に保管しているお客様もいます。 |