SZX2-ILLTQを用いた実体顕微鏡における偏斜照明観察の最適化
実体顕微鏡における偏斜照明とは
光学顕微鏡の透過照明で一般的に採用されているケーラー照明は、立体視、低倍率、ズーム変倍、標本の多様性等により実体顕微鏡での採用が難しく、適した照明方法として偏斜照明が多く採用されています。
偏斜照明技術の課題
偏斜照明を使用すると、陰影の強弱と陰影の角度と大きさによって見え方が変化します。しかし、従来の透過照明架台では、対応する全ての倍率において陰影の強弱・角度・大きさをそれぞれ独立してかつ照明ムラが少ないまま調整することが構造上難しく、微細なコントラスト調節を行うことができませんでした。
独自のコントラスト調整機構を備えたオリンパスの実体顕微鏡透過照明LED架台 SZX2-ILLTQ
この課題を解決する方法として、オリンパスは独自のコントラスト機構を備えた実体顕微鏡透過照明LED架台 SZX2-ILLTQを開発しました。SZX2-ILLTQの偏斜照明観察では、陰影の強弱と陰影の角度と大きさ、それぞれを独立して柔軟に調整することができます。その為、より微細なコントラスト調節ができるようになり、最適な偏斜照明観察が可能になりました。
このソリューションは以下の2つの仕組みによって実現されています。
陰影の強弱を調整するコントラストレベル(ロー・標準・ハイ)は3つのカートリッジから選択可能です。図1縦軸では、COBL→COB→COBHと移動するにつれて(図1 上下)コントラストが徐々に強くなっていることを示しています。
また、各カートリッジには偏斜調整目盛がついており、架台手前の偏斜調整ノブを調整することで、陰影の角度と大きさを5段階で変更することが可能です。図1横軸では、偏斜調整目盛を変えることで(図1 左右)陰影の角度と大きさがどれだけ変化するかを示しています。
図1: カートリッジの種類・偏斜目盛の違いによりどれだけ見えが変化するか
結論
オリンパスの実体顕微鏡透過照明LED架台SZX2-ILLTQは、3種類の偏斜カートリッジを採用した独自のコントラスト調整機能を備えており、陰影の強弱と陰影の角度や大きさを、それぞれ独立して微細に調節することができます。サンプルの種類や目的に合わせた最適なコントラストで偏斜照明観察が可能です。 | |
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