スフェロイドにおけるミトコンドリアの薬剤応答
スフェロイド内のミトコンドリアに対する脱共役剤の効果を視覚化することができます。
これは、ミトコンドリアに対する毒性を検証するための有効な方法です。
目的
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを供給するために不可欠な細胞小器官です。新しい化合物の場合、ミトコンドリアの機能に対する毒性は検証すべき重要な要素です。本研究では、3次元培養細胞内のミトコンドリアの薬剤に対する反応を調べました。
サンプルの作製
HT-29の細胞懸濁液をU底96ウェルプレートに播種し、96時間培養して、3次元培養細胞を作製しました。MitoTracker® Red
CMXRos(膜電位依存性ミトコンドリア染色色素)とFCCP(脱共役剤、0~300
μM)を添加してスフェロイドを45分間培養してから、4%ホルマリンによる固定とDAPIによる核染色を行いました。
結論
画像の取得と解析
上記のスフェロイドの共焦点蛍光画像を取得しました。平均強度投影法を用いて5
μmごとに取得した画像を重ね合わせることによって、細胞1個当たりの核とミトコンドリアの平均輝度を推定しました。核に対するFCCPの効果は認められなかったのに対し(図1
(a))、FCCP濃度が上がるにつれて細胞1個当たりのミトコンドリアの平均輝度が低下しました(図1 (b)および図2)。
MitoTrackerは、Molecular Probes, Inc.の登録商標です。
Olympusはオリンパス株式会社の登録商標であり、NoviSightおよびInsightful Analysis、Intelligent Answersはオリンパス株式会社の商標です。
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